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タカネイブキボウフウ(セリ科イブキボウフウ属）
２０１２・８・２７日 八方尾根
セリ科の区別は難しいがこの植物は比較的見分けやすい
花のつぼみはレンガ色だが開花すると白くなる
中央の花序が特に大きく、小さな花序が２０〜４０個集まる
根生葉は幾つにも分
タムラソウ（キク科タムラソウ属）
１２・８・２７ 八方尾根
タムラソウは一見すると花がアザミそっくりでのアザミの仲間かと思われるほどよく似ている。葉に棘がないことで区別できる。
茎葉は羽状に深く裂け、下部の葉には長い柄がある。葉はアザミよりやや薄くて柔らかい
頭花
カライトソウ（バラ科ワレモコウ属）
２０１２・８・２７ 八方尾根
８月下旬の八方尾根はカライトソウ、シモツケソウ、タムラソウの紅紫色で覆われ、華やかさの中にもシャジンやワレモコウなど秋の花が咲き、秋の訪れを告げていた
高山帯〜亜高山帯に生え、唐糸を思わせる紅色の花穂が良く目立
ヤナギラン（アカバナ科アカバナ属）
２０１２・８・２７ 八方尾根
ゴンドラ、リフトを乗り継いで最後のリフトを降りた八方山荘の玄関前に、やや盛りを過ぎてはいたが、真っ赤に咲いていた。
ほとんどの登山者が登るのに忙しく、目もくれず八方尾根への坂道を駆け上って行った。
山地帯
ミヤマコゴメクサ（ゴマノハグサ科コゴメグサ属）
２０１２・８・３ 仙丈岳頂上付近
コゴメグサの名の由来は小米草で、白い小さな花が米粒を思わせることから
草丈７〜１５ｃｍになる半寄生の１年生で、茎に白色の短毛をつける
花は上部の葉腋に一個ずつつく
ミヤマツメクサ（ナデシコ科タカネツメクサ属）
2012・８・３ 仙丈岳頂上
八ヶ岳、白馬岳、槍ヶ岳、木曽駒ケ岳、赤石岳、荒川岳の高山帯の砂礫地に生える多年草
高さ2〜４ｃｍ よく分枝しマット状に広がる
花は枝先に１個つける 白色で花柄に繊毛がある
ゴゼンタチバナ（ミズキ科ゴゼンタチバナ属）
２０１２・８・３ 小仙丈付近
亜高山帯〜高山帯の林下や林縁に生える５〜１５ｃｍの多年草
葉は４〜６個が輪生状につき、長さ２〜６ｃｍ
花は小さく、１０数個が集まって咲く
白い花弁のように見えるのは４
ミヤママンネングサ（ベンケイソウ科キリンソウ属）
２０１２．８．３ 仙丈岳頂上直下
頂上を示す標の直下に岩場に風を耐えて生えていた
山地帯から高山帯の岩場に生える多年草
茎は針金のように細く硬く地を這って分枝する
花は集散状に集まって咲く
花弁
イワツメクサ（ナデシコ科ハコベ属）
２０１２・７・１８ 涸沢
別名 オオバツメクサ
高山帯の砂礫地や岩礫地に生える多年草
草丈１０〜２０ｃｍになり、よく分枝してマット状に広がる
花は茎の先に１〜８個疎らにつき、直径１．５ｃｍで白色
花弁は
ハッポウウスユキソウ（キク科ウスユキソウ属）
２０１２・７・３ 八方尾根
１９９７年に発表された八方の名がつけられた固有種
ミネウスユきソウの蛇紋岩変種とされ、尾根上の草地に生育する
ミネウスユキソウは茎の上部の葉が広い
茎の
カタクリ（ユリ科カタクリ属）
２０１２．６．２５ 遠見尾根
山地の林内に生える多年草
鱗茎は５〜６ｃｍの筒状円形で、昔はこの鱗茎からとった澱粉を片栗粉と呼んでいた
葉は花茎の下部に２個つく、葉の表面には暗紫色の斑点がある
紅紫色の花を斜め下向きに１個つけ
コイワカガミ(イワウメ科イワカガミ属）
２０１１．６．２５日 小遠見山付近
亜高山帯〜高山帯
常緑の多年草
葉は数個ずつ根生し、長さ１．５〜３ｃｍ、幅２〜４ｃｍの円形または卵状円形
花茎 ５〜１０ｃｍ
淡紅色〜帯紫紅の花が横向きにやや偏っ
イカリソウ（メギ科イカリソウ属）
２０１２．５．３０ 八ヶ岳・西岳登山口
登山口より２ｋｍ位登山道の横に点々と咲き続けていた。
これほど咲いているのを見たのははじめてで、紫紅色が点在していた。
高度を増すにつれ植物体が小さくなっていた。
別
キバナノコマノツメ（スミレ科スミレ属）
平成２３年６月２８日 八ヶ岳
クモマやタカネスミレと混合しやすいがタカネスミレ類が、葉が厚く、太く多肉質であるのに、較べて、本種は繊細な感じがする。
さらに本種が鮮緑色の葉の上下、縁辺に繊毛が見られる
草丈１５〜２０ｃｍの多
タカネナデシコ（ナデシコ科ナデシコ属）
８月２４日 北岳
カワラナデシコの高山型
高山の草原や岩場に生える多年草
茎は直立し１０〜３０ｃｍになる
葉は対生し線型または線状披針形で粉白緑色
花は茎頂にに密集した集散状
オンタデ（タデ科オンタデ属）
９月３日 御岳山
オンタデ実
ウラジロタデの変種
高山帯の砂礫地、岩隅
オンタデは御蓼で木曽御岳に基づいたものといわれるが別名に岩地に生 えることからイワタデ、白山に因んだハ
深山金鳳花（キンポウゲ科キンポウゲ属）
Ｈ，２３，７．６ オーレン小屋
亜高山帯〜高山帯の草地や礫地に生える多年草
雪田周辺や湿地の草地では群生する
葉は鳥足状に５中〜深裂する
花は茎の先端に数個つき黄色、金鳳花の名にふさわしく金色の光沢がある
白花立山竜胆（リンドウ科リンドウ属）
平成２３年６月２２日 八方尾根
タテヤマリンドウは昨日の写真のように碧紫色であるが、個体によっては濃淡が見られる。写真の白花立山竜胆は多少淡薄青色を帯びて見えるが、実物は純白であった。薄暗い枯草の草原であったのでストロボを使ったので、実物とは多少色合いが
昨日（６月２２日）に八方尾根で撮った花を紹介します。
昨日八方の帰り白馬村は三時頃より雨になったが、そのまま降り続け、７９ｍｍとなり、大雨洪水注意報が出ています。 また、上高地では２４時間雨量が１２７ｍｍに達し、沢渡付近と釜トンネル付近で土砂崩れがあり、交通止めになっています。バス２１台と７０
延根千鳥
平成23年６月１６日 上高地 明神〜徳澤
園芸種は見たことがあるが、林内に自生しているのは初めてである
ノビネ（延根）というのは根が地中を横走するため
テガタチドリに似ているが、ノビネは花穂が細い円錐状であり、距が３〜４ ｍｍと短く強く湾曲している。また葉の縁が大きく波打
山芍薬（キンポウゲ科ボタン属）
平成23年６月１６日 上高地 明神〜徳澤
山地の樹林の半蔭地に生える多年生
毎年この時期に観察しているが、今年は例年に比べ多く、１０個以上の開 花を確認できた
高さ４０〜５０ｃｍ
葉は３〜４枚が互生し、多くは２回３出複葉
茎の
白花延齢草（ユリ科エンレイソウ属）
６月２日 上高地 徳澤〜横尾
別名 ミヤマエンレイソウ
山地〜高山帯のやや湿った林下に生える多年草
高さ２０〜４０ｃｍ
葉は茎の先に３個輪生、広卵状で先が尖る
花（白色）は茎の先から伸びた細い花柄の先に１個つく
サボニンヲ含み毒草
布袋蘭（ラン科ホテイラン属）
６月８日 八ヶ岳 美濃戸口南側登山道
長野県特別指定稀有植物
母種のヒメホテイランと世界で二種だけである
唇弁のふくらみを布袋に例えた名で、別名釣船蘭
山地〜亜高山帯の針葉樹林内に生える多年草
高さ６〜１５ｃｍ
葉は１個根生し、卵状楕円形、表
銀竜草（イチヤクソウ科ギンリョウソウ属）
今日6月5日風越山（長野 １５３５．１ｍ）に登り、頂上の付近で撮影
登山口より頂上間、１５カ所位に生えていたが、ほとんどが単独で、群生は 少なかった。 これから梅雨の湿気で多く生え、登山道からも目立つよう になる。
別名 幽霊茸
和名は
行者葫（ネギ科ニンニク属）
６月１日 信州 伊那谷
茎は食用となり、行者がしょくしたことから、この名がある
亜高山帯の林下に生える多年草
強い臭気がある
この臭気は硫化アリールで、その他にアルギニン、シスチン、フイチンを含 む。 これらの成分は利尿、整腸、鎮静、強壮の作用があり、
大傘持（せり科オオカサモチ属）
８月２３日 白馬岳
別名 オニカサモチ
亜高山帯〜高山帯の草地に生える大型の多年草
茎は太く、中空で直径0.５〜１ｃｍ
高さ０．５〜１ｍになる
各径頂の散房花序に白色の小さな花を密につける
深山鍬形（ゴマノハグサクワガタソウ属）
８月２３日 白馬岳
クワガタの名前は、この属の花の花柱や花糸が長く伸長し、その形が鎧武者 のかぶる兜のまびさしにある前立に似ているからだという
この前立のことを鍬形というのでそれから転化したのである
高山帯〜亜高山帯の岩礫地に生える多年草
唐糸草（バラ科ワレモコウ属）
８月１９日 唐松岳（八方尾根）
紅紫色の花糸が長く伸び、花序の垂れ下がった状態を唐糸（中国渡来の絹 糸）になぞらえたもの
亜高山帯〜高山の礫地や草原に生える多年草
草丈４０〜８０ｃｍにもなる
小葉は４〜６対あり、長楕円形
花序は６〜７ｃｍで垂れ
栂桜（ツツジ科ツガザクラ属）
７月１７日 仙丈岳
亜高山帯〜高山帯の岩の割れ目や礫地、草地に生える常緑小低木
下部は地に這って広がり、高さ６〜３５ｃｍになる
花は枝先に１〜５個つき、横向きまたは下向きに咲く、
花柄と蕚は紅紫色を帯びる
鳴子百合（ユリ科アマドコロ属）
６月２４日 上高地
山地の林下に生える多年草
鳴子百合はアマドコロと酷似しており、その区別は茎に菱のあるのがアマドコロ、ないのがナルコユリである
花名は花が並んで下垂する状態を鳴子（鳥脅しの１種）に見立てたのである
草丈５０〜９
大葉黄菫（スミレ科スミレ属）
６月２４日 上高地
山地帯〜亜高山帯の林下や林縁、草地に生える多年草
茎は高さ１５〜３０ｃｍ、葉は茎の上部に3〜4個つく
1番下の葉は離れてつき、名の通り大きい、上部の葉ほど小さい
上部の葉腋から花柄を伸ばし、黄色い花を1個つ
駒草（ケシ科コマクサ属）
８月２４日 野口五郎岳
高山帯の砂礫地に生育する小型多年草
多量の日光を必要とするため、他の植物と混生せず、単一軍隊をつくる
ジセントリンやプロトミンなどのアルカロイドを含む
葉はすべて根生し、３出状に細かく裂け、粉白を帯びる
深山穂躑躅（ツツジ科ホツツジ属）
８月２８日 北ア 烏帽子岳
日本特有種
ホツツジは花が枝先に纏まって穂状に咲くことからの命名
高山帯の樹林帯や岩礫地に生育する落葉低木
よく分枝し３０〜５０ｃｍ
花は白色で花柱の先は反転し曲がる
長之助草（バラ科チョウノスケソウ属）
７月８日 八ヶ岳横岳
別名 ミヤマチングルマ
岩手県出身の須田長之助の名に因んだ
高山帯の草地、岩礫地
匍匐性の矮小灌木で草本に見える
花は八弁で淡黄色
深山鳥兜（キンポウゲ科トリカブト属）
８月２１日 白馬岳 頂上小屋付近
花の形が雅楽を奏する伶人の帽子に似ていることからの命名
高山帯の草原に生える多年草
トリカブトの仲間は変異が多く、葯４０種の本種、亜種ガあり、同定も難し いが、ほとんどは特定の山や地域に産すぬものが多
山吹（バラ科ヤマブキ属）
４月１８日 信州伊那谷
山地や湿った谷川沿いなど湿ったところに生育する落葉低木
地下茎を伸ばして殖え、高さ１〜２ｍになる
茎は細く、根元から群がって生え、枝は横に張り出す
茎や枝ははじめ緑色だが、やがて褐色の木質となり、３〜４年で枯れる
前年度伸びた
細葉山母子（キク科ヤマハハコ属）
９月３日 御岳山田の原登山口
１０００ｍ以上に生える多年草
ヤマハハコが中部以北に生育するのに対し、ホソバは中部以南に生育する
全体の姿や生えている環境はヤマハハコによく似ているが、名のごとく葉の幅が２〜６ｍｍと細く、表面にも薄く綿毛が残り、白っぽく見える
猩猩袴（ユリ科ショウジョウバカマ属）
５月３日 中ア大川入山
花の色が猩猩（オラウータンの日本名）の顔色に似ていて、葉のつき方が和 服の袴ににていることからの命名である
山地〜高山帯のやや湿気の草地に生える多年草
雪解けを待ちかねて、春をつける
葉はまとまって出てロゼット状に
銀蘭（ラン科キンラン属）
６月１８日 八ヶ岳編笠登山口（観音平）
山地や丘陵地の木陰に生える多年草
草丈１０〜３０ｃｍ
葉は狭長楕円形で３〜６枚互生する
茎の先に３〜５個の白い花をつける、花は平開しない
黄色の金蘭もある
大桜草（サクラソウ科サクラソウ属）
６月２日 上高地
別名 ミヤマサクラソウ
亜高山帯の草地に生える多年草
草丈 １５〜４０ｃｍ
花冠は直径１・５〜２ｃｍ、紅紫色で中心は黄色
花が１〜２段に咲くことと、長い柄のついた掌状の葉が特徴
色丹草（ユキノシタ科ユキノシタ属）
８月２３日 白馬岳
別名 レブンクモマグサ
高山帯の岩隙や岩礫地、砂礫地に生える小型の多年草
茎は細く、よく分枝してマット状に地表を広がり、枝先に葉を密生する
花は直径１ｃｍで１〜１０個疎らな円錐状につく
花弁の中央に黄色の斑点があり、上部に紅色の
黒百合（ユリ科バイモ属）
８月３日 木曽駒ヶ岳千畳敷カール
亜高山帯〜高山帯の草地生える多年草
北海道の海岸帯〜山地に生えるクロユリは別種で、前者は染色体が２倍体
（２ｎ＝２４）、後者は３倍体（２ｎ＝３６）であるので前者をミヤクロユリ、後者を単なるクロユリまたはエゾクロユリとして区
高嶺七竈（バラ科ナナカマド属）
１０月１８日涸沢（背景は涸沢槍）
亜高山帯〜高山帯の林縁に生える落葉低木
高さ１〜２ｍ
葉は奇数羽状複葉で長さ１２〜２５ｃｍ
枝先に白い花をつけ（６〜７月）、秋には赤い果実を付ける
果実は垂れ下がる
ミヤマナナカマドはタカネナナカマドより小型で、果
菖蒲（アヤメ科アヤメ属）
７月８日 八ヶ岳美濃戸山荘付近
和名のアヤメは文目（あやめの意で外花被の基部に稜になった目があることからつけられたという
山野に生える多年草
花茎は緑色だが、根元は赤紫色を帯び、葉の間から直立して高さ３０〜６０ｃｍになる
花は紫色で２〜３個で次々に咲
雲間薺（アブラナ科イヌナズナ属）
８月７日 八ヶ岳
亜高山帯〜高山帯の岩礫や岩壁に生える小型の多年草
根茎は細長く伸びてよく分枝する
花をつける茎の長さは８〜１２ｃｍになる
花は白色で１０〜２０個総状につく
白山石楠花（ツツジ科ツツジ属）
７月８日 仙丈岳
亜高山帯〜高山帯の主に針葉樹林中に生える常緑低木
高さ１〜３ｍ、時には４ｍにもなる
花は白色またはほのかに紅色を帯び、枝先に１０〜２０個集まって咲く
筬葉草（ケシ科オサバグサ属）
６月１６日 八ヶ岳行者小屋付近
１属１種の日本特有種
葉の形が機織りの筬（おさ）に似ているから名づけられた
亜高山帯の針葉樹林の下に生える多年草
草丈１０〜２５ｃｍ位
上部に３〜１０個の小さい白い花を下向きにつける
白山女郎花(オミナエシ科オミナエシ属）
７月２７日 徳澤
別名 コキンレイカ（小金鈴花）
亜高山帯の日当たりのよい岩場や岩礫地に生える多年草
高さ ２０〜６０ｃｍ
花は黄色で直径６〜７ｍｍと小さく、集散状に多数つく
白山一花（キンポゲ科イチリンソウ属）
７月２７日 槍ヶ岳
高山帯の草地に生える高さ２０〜５０ｃｍの多年草
雪が融けると比較的乾燥したところでは大群落をつくる
花には花弁がなく、白色の萼片が花弁のように見える
信濃金梅（キンポウゲ科キンバイソウ属）
７月２７日 槍ヶ岳
高山のお花畑を代表する花
高山の湿った草地
草丈３０〜６０ｃｍにもなる多年草
花は鮮黄で径４ｃｍほどの萼片が５ついた中心に線形の花弁と雌雄の芯がある
立山靫草（シソ科ウツボグサ属）
８月１８日八方尾根
ウツボグサの語源は、長く伸びる花穂の形が矢を入れる靫（うつぼ）に似ていることによる
亜高山帯〜高山帯の湿り気のある草地に生える多年草
茎は四角で高さ２０〜５０ｃｍ
花は鮮やかな紫色で茎の先に数段に密集して輪生する
羅生門葛（シソ科ラショウモンカズラ属）
６月２３日 上高地
ラショウモンカズラとは奇妙な名であるが、ラショウモンは京都の羅生門で、
太く長い花冠を、渡辺綱が羅生門で斬りおとした鬼女の腕になぞらえた名である
林の中に生える多年草
花茎は直立し２０〜３０ｃｍ
花茎の上部の葉の脇に大きな
喘息薬種（ユキノシタ科ズダヤクシュ属）
６月２１日 上高地
ズダは方言で喘息のこと、ヤクシュは薬種で、薬になること。咳止めの薬になることからつけられた。
亜高山帯〜高山帯の針葉樹やブナ林の下の、日陰の湿地に生える多年草
草丈２０〜３０ｃｍ位で、花は小さく総状にたくさんつくが、花弁は白く
山荷葉（メギ科サンカヨウ属）
７月２２日 白馬尻
亜高山帯〜高山帯の湿った林中ややや木陰の雪の深いところには生える
草丈３０〜５０ｃｍ
葉は２枚で、１枚は大きく、１枚は小さい
葉の間に純白の花を数個付ける
葯は黄色で、芳香がある。萼は開花後散ってしまう
芽
虫取り菫（タヌキモ科ムシトリスミレ属）
７月２１日 白馬尻
高山帯の水気の多い、日当たりのよい草地に生える
高さ５〜１０ｃｍの茎の先にスミレのような花をつける
根元に明るい黄緑色の葉を数枚広げ、粘液を分布して小さな虫を捕える
類葉升麻（キンポウゲ科ルイヨウショウマ属）
７月２７日 上高地
葉がショウマに似ているから類葉升麻である。
茎頂に短い総状花序を出して白い花を多数つける。
葉がショウマに似ていて、花穂は長く伸びず卵型である。
深山種漬花（アブラナ科タマツケバナ属）
８月３日 八ヶ岳稜線
水田やの畔や水辺に生えるタネツケバナの高山型。
タメツケバナの名の由来は、稲の苗代作りの前に、発芽を促進するため種籾 を水に浸すが、時期と田の畔のタネツケバナの開花が同調するためである。
高山帯の湿った砂礫
岩桔梗（キキョウ科ホタルブクロ属）
8月24日 北ア烏帽小屋前庭
千島桔梗とともに高山帯の岩礫地や岩隙に紫の花色でよく目立つ。
千島桔梗は花筒が３ｃｍ位でやや俯き加減に咲き、白長の毛がある。顎片に 鋸歯がない。
これに対し岩桔梗は、2〜３ｃｍとやや短く、上向きに咲く。
立山竜胆（リンドウ科リンドウ属）
8月２４日 燕岳登山中
タテヤマリンドウとミヤマリンドウはよく似ている。
ともに亜高山帯〜高山帯に生える。しかし、どちらかと云うとミヤマリンドウは高山型で、タテヤマリンドウは亜高山型である。タテヤマリンドウはハルリンドウの高山型である。またタテヤマ
大花独活（せり科ハナウド属）
8月19日 北岳 登山口付近
セリ科の植物は亜高山帯〜高山帯のお花畑には必ず見られる。
いずれも小さな花を沢山つけた花序がたくさん集まって大きな花序を作っているので区別が大変難しい。見分け方の一つに葉の形がある。小葉の形が違っている。広い葉、細かく避け
蟹蝙蝠（キク科コウモリソウ属）
7月11日 仙丈岳 北沢峠２合目付近。
本州の高山帯〜高山帯に登る途中針葉樹林の半日蔭の下を通り過ぎる時、
群落をなしいているのをよく見かける。
蝙蝠と蟹という動物の名を２つ持っている。蝙蝠はこの種の近縁種に蝙蝠の飛翔膜に似た種（コウモリソウ、
昨日の日記、ＰＣの不具合にて写真が掲載できませんでしたので、
写真を載せます。
写真のミネズオウは疎らですが、もう少し密に生えています。
小さく写真に撮りにくいです。
今まで掲載した写真もピントが合っていません。登山中歩きながら撮っています。本来は三脚を据えてじっくり撮らないとよい写真が
高嶺爪草（ナデシコ科タカネツメクサゾク）
8月3日 中ア 三ノ沢岳付近
日本特有種。
岩礫地や風衝草原に生える多年草。乾燥地を好む。
丈１〜２ｃｍで白い花を多数つけ、マット状になる。
花弁の先に細かい鋸歯があり、他のツメ草と区別できる。
大姥百合（ユリ科オオバユリ属）
7月24日 横を山荘より槍ヶ岳に向かう槍沢沿いの林の中。
母種のウバユリが平地に生え、草丈60〜１００ｃｍであるのに、オオウバユ リは亜高山の林の中に生え、１００ｃｍ〜１５０ｃｍにもなる。
花の盛りのころには、根もとの葉が枯れてなくなることかあら、葉
矢車草（ユキノシタ科ヤグルマソウ属）
7月24日 槍ヶ岳登山中 明神〜横尾間
ユキノシタ科にはみえない、高さ１ｍ近くなる。
長い柄のある葉は30〜４０ｃｍにもなり、鯉のぼりに付ける矢車の形に五つ に分かれる。
茎の先に白い微細な花を多数密集してつける。
亜高山帯の林の中ややや日陰
広葉雪笹（ユリ科ユキザサ属）
6月24日。 明神〜横尾間。
花の白を雪に見立て、葉の形が笹に似ることに由来している。
大葉雪笹、広葉雪笹、雪笹も同じ仲間。
葉の形、大きさ、丈、生育地、花の色により異なる。
大葉，広葉、雪笹の順に高度を上げ、小型となる。
雌雄異株の多年草。
ヒロハユキザ
センジュガンピ（ナデシコ科センノウ属）
7月27日 槍ヶ岳登山中横尾山荘付近で撮影。
林の中であり、花が白いので白色がとんで、納得のいく作品になりにくい。
フシ黒センノウは同じ仲間。ともにの本固有種。
センノウとはとは京都嵯峨の仙翁寺に植栽されていたからという。
シラネガンピ
車葉衝羽根草（ユリ科ツクバネソウ属）
6月24日 明神〜横尾間林内
葉が車状に輪生することから車葉。葉が正月に衝く羽根、衝羽根による。
エンレイソウ、キヌガサソウも同じ仲間で葉が輪生し中央に大きな花をつけ る。 岳は20〜40ｃｍにもなる林生の多年草。
日記
カテゴリー「高山植物」の日記リスト
全体に公開
2013年 02月 04日 19:37高山植物
2013年 01月 28日 20:20高山植物
2013年 01月 15日 04:41高山植物
2013年 01月 12日 21:01高山植物
2012年 12月 30日 19:58高山植物
2012年 12月 21日 21:24高山植物
2012年 12月 19日 18:12高山植物
2012年 12月 14日 19:50高山植物
2012年 12月 09日 19:08高山植物
2012年 12月 07日 19:12高山植物
2012年 12月 05日 22:06高山植物
2012年 09月 12日 20:37高山植物
八方・唐松岳の花��：高嶺伊吹防風
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2
2012年 08月 31日 10:41高山植物
八方・唐松岳の花��：田村草
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1
2012年 08月 30日 13:20高山植物
八方・唐松岳の花�◆�唐糸草
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2012年 08月 29日 20:46高山植物
八方・唐松岳の花� �柳蘭
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1
2012年 08月 25日 15:07高山植物
仙丈岳の花��：深山小米草
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2012年 08月 23日 16:53高山植物
仙丈岳の花��：深山爪草
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2012年 08月 17日 19:14高山植物
仙丈岳の花�ァЦ譱圧�
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4
2012年 08月 16日 21:36高山植物
仙丈岳の花�ぁЭ嫉核�年草
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4
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2012年 08月 05日 09:53高山植物
木曽駒ケ岳の花��：母子蓬
ヨハハコヨモギ(キク科ヨモギ属）
２０１２・８・３ 極楽平
ロープウエイを降り、急坂を上り詰めた極楽平の空木岳方面に向かう砂礫・岩礫地凡そ５００ｍに、コマウスユキソウと混生して咲いている
木曽駒ケ岳と北岳の一部のｍに生える希少種
環境省の絶滅危惧種に指定されている
5
2012年 08月 01日 20:19高山植物
2012年 07月 31日 21:44高山植物
上高地〜涸沢の花�АТ篦涸�
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3
2012年 07月 12日 22:11高山植物
八方尾根の花�─�八方薄雪草
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3
2012年 06月 28日 17:19高山植物
五竜岳岳：遠見尾根の花�∧匏�
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2012年 06月 27日 09:34高山植物
五竜岳：遠見尾根の花�‐�岩鏡
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4
2012年 05月 31日 21:56高山植物
西岳の植物：錨草
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2012年 03月 04日 20:50高山植物
黄花の駒の爪
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3
2012年 02月 16日 21:04高山植物
高嶺撫子
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4
2012年 02月 11日 09:28高山植物
御蓼
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3
2011年 07月 10日 17:42高山植物
ミヤマキンポウゲ
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4
2011年 06月 24日 22:09高山植物
シロバナタテヤマリンドウ
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1
2011年 06月 23日 19:41高山植物
タテヤマリンドウ
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6
2011年 06月 17日 21:15高山植物
ノビネチドリ
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3
2011年 06月 16日 21:29高山植物
ヤマシャクヤク
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4
2011年 06月 14日 21:00高山植物
シロバナエンレイソウ
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2011年 06月 09日 12:29高山植物
ホテイラン
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2011年 06月 05日 18:20高山植物
ギンリョウソウ
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6
2011年 06月 01日 18:50高山植物
ギョウジャニンニク
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2011年 05月 30日 21:28高山植物
オオカサモチ
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2011年 05月 29日 20:38高山植物
ミヤマクワガタ
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2
2011年 05月 24日 21:47高山植物
カライトソウ
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2
2011年 05月 14日 21:36高山植物
2011年 05月 12日 20:56高山植物
ツガザクラ
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2011年 05月 07日 21:56高山植物
ナルコユリ
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2
2011年 05月 06日 20:48高山植物
オオバキスミレ
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2011年 04月 30日 20:05高山植物
コマクサ
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2011年 04月 27日 20:37高山植物
ミヤマホツツジ
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1
2011年 04月 25日 19:57高山植物
チョウノスケソウ
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2
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2011年 04月 24日 20:45高山植物
2011年 04月 22日 20:26高山植物
ミヤマトリカブト
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2011年 04月 20日 21:05高山植物
ヤマブキ
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2011年 04月 18日 20:29高山植物
ホソバヤマハハコ
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2011年 04月 16日 21:13高山植物
ショウジョウバカマ
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2011年 04月 13日 20:38高山植物
ギンラン
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1
2011年 04月 11日 20:53高山植物
2011年 04月 09日 20:38高山植物
オオサクラソウ
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1
2011年 04月 06日 22:37高山植物
シコタンソウ
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2
2011年 03月 31日 20:26高山植物
クロユリ
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2
2011年 03月 28日 20:03高山植物
タカネナナカマド
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2011年 03月 27日 20:59高山植物
アヤメ
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2011年 03月 25日 21:02高山植物
クモマナズナ
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2011年 03月 24日 20:00高山植物
ハクサンシャクナゲ
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2011年 03月 22日 19:44高山植物
オサバグサ
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2011年 03月 21日 17:22高山植物
2011年 03月 21日 17:20高山植物
オオビランジ
おおびらんじ（ナデシコ科マンテマ属）
８月１１日 八ヶ岳大平山荘
亜高山帯に生える多年草
ビランジの仲間は中部太平洋側だけに分布、日本海側には分布しない
タカネビランジはオオビランジの高山型である
根茎は長く横に這い、よく分枝して株をつくる
花は径頂に上向きに１〜２個つける。紅紫色であ
2011年 03月 15日 20:05高山植物
ハクサンオミナエシ
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2011年 03月 12日 20:29高山植物
ハクサン
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2011年 03月 07日 20:07高山植物
シナノキンバイ
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2011年 03月 02日 20:18高山植物
タテヤマウツボグサ
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2011年 03月 01日 17:58高山植物
ラショウモンカズラ
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2011年 02月 28日 18:07高山植物
ズダヤクシュ
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2011年 02月 24日 20:21高山植物
サンカヨウ
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2011年 02月 14日 21:19高山植物
ムシトリスミレ
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2011年 02月 09日 20:19高山植物
2011年 02月 07日 20:53高山植物
ルイヨウショウマ
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2011年 01月 24日 15:42高山植物
ミヤマタネツケバナ
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2011年 01月 20日 11:58高山植物
イワギキョウ
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2011年 01月 15日 19:54高山植物
タテヤマリンドウ
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2010年 12月 30日 21:33高山植物
オオハナウド
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2010年 12月 29日 17:55高山植物
カニコウモリ
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2010年 12月 29日 09:11高山植物
ミネズオウ（再）ー写真
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2010年 12月 26日 21:38高山植物
2010年 12月 25日 18:44高山植物
タカネツメクサ
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2010年 12月 19日 22:05高山植物
オオウバユリ
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2010年 12月 17日 20:40高山植物
ヤグルマソウ
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2010年 12月 12日 19:51高山植物
ヒロハユキザサ
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2010年 12月 10日 22:10高山植物レビュー（ザック・バッグ）
せんじゅがんぴ
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2010年 12月 09日 20:55高山植物
2010年 12月 03日 21:43高山植物
クルマバツクバネソウ
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2010年 12月 01日 21:01高山植物
