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そして、ムーンライト信州と同じ頃まで中央本線を走っていたのが、特急「はまかいじ」。横浜駅と松本駅を横浜線経由で結ぶ臨時特急で、特に帰りの上り列車は松本を夕方に出発することから、神奈川の山ヤさんには便利な列車でした。そして、この列車、特急「踊り子」などで使われていて、国鉄が最後に製造した特急型電車である185系電車で運行されていました。
そして、この夏、「ムーンライト信州」と「はまかいじ」を足して2で割ったような、ついでに行先を長野に変更した団体臨時列車が7/22に運行されるとの発表がありました。
それが、「夜行185系」。かつての「ムーンライト信州」のような感じで、車両は「はまかいじ」と同じ形式のものを使用。そうなると、「ムーンライト信州」にも「はまかいじ」にもお世話になった自分としては、俄然、もう一度あの山旅を、となるわけで、発表された途端に申し込んでしまいました。
さすがにダイヤは現実的なもので、新宿を22:34発、途中、いくつかの駅や信号場で時間調整を挟みつつ(特に甲府で4時間停車)、長野に8:39着。ムーンライト信州と比べると、かなりの鈍足です。
そして、単に昔の気分を味わうためには、やはり山行と組み合わせないと。実は、北信の山々を戸隠高原や野尻湖にキャンプしながら周遊するというプランが以前から作ってあり、この臨時列車が発表されたときに、そのプランを実行に移すことは自然な流れでした。長野で朝ご飯食べて、バスで移動して登山するにはちょうど良い時間だし。
さて、実際に乗車してみると、当然、乗り鉄さん達が多く、山ヤさんは見た限り、自分だけ。しかも85リットルのザックを担いでいるわけだから、周りが少し引いていたかも。でも、急行アルプス、ムーンライト信州時代の夜の新宿駅、特に夏期は、山ヤさんでごった返していました。
車内は昔の国鉄の雰囲気そのまんま。ムーンライト信州時代は、荷棚だけでは当然全員のザックが収まらず、通路にもザックがあふれかえっていて、トイレにでも行こうものなら、それらのザックを跨いでいたなぁ、なんてことを思い出しました。
照明も暗くならず、明るいままだし、これも昔の雰囲気そのまま。でも、団体ツアーだからか、アイマスクが全員に配られました。
国鉄型車両ならではの揺れや振動が少し多い乗り心地と、いろんな機械が奏でる賑やかな音に包まれながら、昔の中央本線臨時列車の雰囲気を思い出し、楽しむことが出来ました。
写真1:朝の松本駅にて、夜行185系
写真2:車内。ムーンライト信州はそこら中ザックであふれかえっていた
写真3:2013年8月に乗車したときのムーンライト信州。このときは白馬岳から唐松岳を縦走。
今回の北信の山旅の記録
1日目(飯縄山):https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5747520.html
2日目(戸隠山):https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5752021.html
3日目(高妻山):https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5760739.html
3日目(お礼参り):https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5755182.html
4日目(黒姫山):https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5757241.html
5日目(斑尾山):https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5759668.html
私は上野←→大宮の新幹線リレー号に乗ったきり。
よい記載をありがとうございます。
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