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その中で守門岳で行方不明になり、何日後かに自力下山された方いましたね。山中で山菜をとって食べ、飢えをしのいでいたとか…その記事を読んでわたしも守門大岳で下山時に道を間違えてしまったことを思い出しました。現在取り組んでいる山行のリスト化でこのときの事を感想に書きました。他の方にもこんなこともあったと知ってもらいたいけれど過去レコの感想だと誰にも読んでもらえないのでコピーして日記としてあげておきます。
2019年3月の山行の感想です。
守門大岳には2012年にも来たことがあるのですが、強風でキビタキ避難小屋の先の樹林がなくなるところで敗退しました。その時よりは少しは経験も積んだし、何より板と靴を買い替えて良くなったのでぜひ大岳山頂まで行きたかったのです。しかし出発自体も遅めだったし、雪が少なくなっており、出発してすぐの林道辺りで大きく迂回して時間がかかり、山頂に着いたのは14時すぎという本当なら途中で敗退すべき遅い時間でした。下山はスキー滑走で歩きよりは早いからという強みはありました。
とにかく下山時はゼロではないけれど、他の登山者はごく少なくなっていました。長峰を過ぎて林道から沢筋に入るところを間違えて違う谷に入ってしまいました。間違える人が多いようでそこもシュプールが複数ありました。かなり行ってから間違いに気づき、シールを付けて登り返しました。こういう時は歩きよりスキーだと距離も進んでしまうし、戻るのにシールを付けるのが面倒とか心理的ハードルも高くなります。この時は約30分で正規ルートに復帰できたのでまあ良かったです。
駐車場所に下山した時点でうちの車の他2台が残っていました。そして人待ち顔でたたずむ女性登山者が一人。気になり声をかけると山中で別れた同行者がまだ下山してこないとのこと。途中でご自分は山頂をあきらめ先に下山したそうです。車はあるがキーを持っていないということでした。そこは圏外で携帯が通じないので山中にいる人と連絡は取れません。その女性をご本人の希望で一番近くにあるコンビニまで送って行くことにしました。ただし一番近くてもかなり離れています。送って行く車中で携帯が通じ、同行者の方も道を間違え、今戻っている最中だと分かりました。遅くなっても下山してくると分かって本当に良かったです。そのまま女性とはコンビニで別れました。
わたし達は長年夫婦で登山をしています。この時の方達もご夫婦でした。うちはどちらかだけが先に下山ということはしませんが、何らかのアクシデントで離れてしまうことがあります。夫婦の場合、他人同士より遠慮がない分言わずもがなでわかったような気になったり、思い込んだりしてしまうことがあります。過去には何回かそれで行き違いになっています。幸い大事にはなっていませんが・・・離れ離れになったときはどうするか、別々に下山したらどうするか、など決めておかないと行けませんね。これは夫婦に限ったことではないですが。
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