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実を言うと、これまで書店で拾い読みする程度で殆ど読んだ事は無かったのですが、先日ふと手に取ったままレジへと向かい、新潮社の文庫版を購入して帰宅。
各山数ページの構成が丁度良く、只今お昼休みに1山2山と読み進めている所です。
特に歩いた事のある山では(深田氏が登った時代,ルートとは隔たりがある事は承知していますが)自分が歩いた際の山の風景が蘇ったりで、楽しく読むことが出来ました。
そんな所で、今だ未踏の山々を読むか読まざるか、カタログ的に未見の山々を読み進めるのは一寸もったいないな〜、でも読んで見たいな〜が目下の問題。(オイ)
それはさて置き、本著については百名山ブームも含め著者の私生活も含め、毀誉褒貶ではありますが、個人的には、現在に置き換えるなら深田久弥氏のヤマレコだよなあと、先達に失礼な物言いではありますが、その様に解して楽しんでいる次第です。
「百の頂に百の喜びあり」
技量経験に違いはあれど、其々の頂を其々に楽しめると良いですね
百名山は深田さんのヤマレコといえば、私が学生の頃、自分の山行記録を書き始めた初期の文体は、深田久弥そのものでした。
あの時代に日本全国の山にアプローチできただけでも限られた人だったと思います。時間はもちろんですが、日本各地にヒマラヤ研究を通じたヤマの人脈があったと思います。
未踏の山を読まずとっておくのではなく、登った後また読むのも楽しいものだと思います。登る前と後では感想は別物だと思います。
こんばんは、yoneyamaさん
学生の頃の記録がすでに深田久弥氏の文体とは凄いですね、私は日々遅筆悪文に苦労する毎日ですorz
本書ですが、読み進めて心に沁み込む良い文章だなと感じています。現在では簡単に辿り着ける頂が未開の難路であったりと、往時に思いを馳せるのもまた楽し。(かの時代に全国を巡りヒマラヤも目指した事には行動力を感じます)
未踏の山々について、アドバイス全くその通りだと思いますので読み進めている次第です。百名山は半分余りを訪れた程度で、登り終わるまでお預けだと10年も20年もかかってしまいそうと言うのも理由ですが(笑)
私は普通な登山者なので、深田氏と同じ道をトレースする事は中々できませんが、これからの登山でも本書の内容を楽しめると良いなと思っています。
拙文にコメントいただき有難うございます。
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