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20年以上前に連載が開始され、ついに映画化され来年3月にロードショーです。youtubeで予告編も公開されていますよね。
上巻541ページ下巻579ページからなる長編山岳小説です。分厚いです。お値段も文庫本とは思えない上巻720円下巻800円です。
軟弱に短編小説ばかり読んでいる自分にこのページ数はハードルが高く、なかなか読む機会がなかったのですが、3月の封切までには原作を読みたいと思い、この年末年始休みを利用して読了を目指す事にしました。
夢枕獏さんといえば若い頃「餓狼伝」や「キマイラ」シリーズを夢中になって読んだ覚えがあります。
同じようなバイオレンスものの菊池秀行さんの「ヴァンパイヤハンターD」とかと一緒に。
カバーのの天野喜孝さんのおどろおどろしい絵と相まってドキドキしながら一気に読み進めてしまった記憶があります。
最近は本屋さんに行っても山岳系の雑誌か山と高原地図を買ってくる位で、こんな長い小説を買うのは何十年ぶりですが、読みはじめの序章のビバークの生々しい描写なんかいかにも「夢枕獏」さんらしい書きはじめで一気に引き込まれていきます。
自分はあとがきから読む癖があって、今回もあとがきから読んでみましたが、夢枕獏さんをして「書き残したことはない」「等身大のものが詰め込まれている」と書かれている「神々の山嶺」。
物語の結末だけでなく、読み終わった時に、自分の山に対しての意識がどう変化するのか、はたまた変化しないのかも楽しみに読み進めていきたいいと思います。
明日はきっと二年参りならぬ二年読書になりそうです。
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