1月13日に弥彦山登山道で60歳の女性が倒木の下敷きとなり亡くなったことを昨日知った。
「まさか、弥彦で…」という驚きよりは、「ああ、やっぱり」という思いが瞬時に湧いた。
時間帯からみて、下りで最後にすれ違って挨拶を交わした人達ではないだろうか。
私がそこを通ったのは２時間ほど前。
土がむき出しになった生々しい倒木が数本。直撃したら命は無いなと思った。行きは倒木があるのを知らずに登り始めたので怖くはなかったが、帰りは色々考えた。
木が倒れるまで何秒時間があるか。５秒くらいか。幹が40�冂�度なら、50�儔�にダイブしたらかわせるか。倒れてくる木に気付けば、そのくらいの時間はあるだろう。ただ雪の上で瞬発的に踏ん張れるか。木が倒れる時、何か音はするのか。少なくとも雪がザザーッと落ちる音はするだろう・・・。そして傾いている木はないか、あの木が倒れるとすれば、こういう方向か…など、帰りは細心の注意を払って小走りに通過した。立ち止まって倒木の写真なんか撮っている余裕もないほど、何となく怖い雰囲気があった。
13日の午後、同じに弥彦の表参道を登った者として、今すぐには「運命」という言葉だけでは割り切れない、複雑な気持ち。
亡くなられた方、ご家族の方に、心よりお悔やみを申し上げたい。
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