弥彦山へ。
深雪で覆われた山肌に、彫刻刀で彫ったような細い一本道が続く。ずぶずぶ潜らないので、昨日からそれなりの人数の人が通ったのであろう。
1合目手前までに5本くらいの倒木が塞いでいた。うち2本は根元の土がむき出しになっているので、倒れてからさほど時間が経っていない。枯れ木でなく現役の杉の木がバタバタ倒れるなんて・・・。
幸い、風も無く、木立からの落雪をそれほど気にもせず歩けるのはありがたい。
一気に積もった新雪だから密度が違うのか、ストックをついた穴を覗くとやや水色に見える。青みがかった雪。何十年も雪国で暮らしているのに、新鮮さを覚える。
山頂の神社をお参りして、シリセードしながら下山。雪で遊ぶ子供と変わらない。一人なので声は出さず、「うひゃー」と心の中で叫ぶ。
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