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初めて頂に立つ大源太山はガスに巻かれて何も見えない。
太陽が高度を上げたら少しは変わるかと30分近く待つが、兆しは感じられず。
このまま周回コースを進んでも、4〜5時間徒労に終わるかもしれない。それなら直ぐに下山して、午後は新潟市近郊の里山でも歩こうかと思案する。
踏み出した一歩は、七ツ小屋山方面。今日の運命を決める一歩。
<心躍る風景との出会い>
ガスが巻く中、鎖場を下降してしく。しばらくして、振り返ると、一瞬ガスが切れ、上越のマッターホルンが! しかし、すぐガスに覆われる。
チラ見せ?
いや、それでもいい。その雄姿を見ることができただけでも、前に進んだ甲斐があったというもの。
1時間も歩くと、徐々に視界が開け始め、清水峠、その向こうの谷川連峰も見えてきた。進行方向の尾根も良く見え、高山植物を愛でながらの楽しい稜線歩き。
初めてのコース。ガスが晴れて心躍る風景に出会えて良かった。
<びっくりな出会い>
七ツ小屋山で大休憩をとっていたところに、男性2人組がやってきた。
男前の二人には見覚えがある。もしかして・・・
挨拶ならばまずは年上の男性の方へ、と声を掛ける。
いつもレコを拝見させていただいているbamosuさんとhigumiさんだった。
彼らは違うコースを周回していて、一部接点のある稜線でたまたま同時に居合わせた偶然。
ロングの行程のようで、稜線に吹き渡る風のように去って行った。
大源太山頂では意気消沈したが、結果的にうれしい出会いに恵まれた楽しい山歩きだった。
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