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陽光を透かした薄紫の花被片がなんとも可憐。
心も足取りも軽くなる。
しかし、
い、いくらなんでも、
これは・・・
咲き過ぎじゃね？
と心配になるくらい(!?)カタクリロードが続く。
途中、展望がきく所はほとんど無かったが、山頂は開けていた。
雪解けが進み、蒼黒い山々が連なる一角に、白い山塊が威風堂々と鎮座している。
白山。
これは誰が名付けても「白山」にしかならないだろうナと思った。
下山途中、前を歩く人に追いついた時、声を掛けられた。
「旦那さん、お先に行きます？」
（旦那さん？ なんともくすぐったい響き）
山で普通に「旦那さん」と声を掛けられるなんて。ああ、ここは加賀の国なんだなぁと実感した。
白山比�弯声劼忙嫁劼掘∈２董¬技�に白山登頂ができますようにと祈念した。
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