自分はジョギングのついでに脚力強化のために標高百数十メートル程の裏山を登ることがあります
裏山は地主さんのご厚意により登山道や林が整備され、明るく見通しの良い歩きやすい山になっています
今日も午前5時頃から家の周りを走った後の最後の仕上げに裏山に登り、下山を始めて5合目にあたる場所に差し掛かった時です
手入れされた山なので中腹から麓まで木々の間から見渡せます
はるか下の視界右手の茂みからガサゴソと音がした次の瞬間、大きな野ウサギが飛び出してきて全速力で山腹を横断して視界左手の茂みに姿を消しました
最初は、自分の気配に驚いた野ウサギが逃げているのだと思っていました
立ち止まり野ウサギを目で追いながら「ウサギ速えー!!」などと呑気に考えていた所、先の野ウサギが出てきた茂みが再度ガサゴソと・・・また野ウサギ?
飛び出してきたのは、1匹の野犬でした。色はクリーム色の中型犬
野犬は真っ直ぐに野ウサギが走り抜けていったルートをほぼ同じようにトレースして走り抜け、視界左手の茂みに姿を消しました
この時、野ウサギは野犬から逃げるために走っていたのであり、自分が今目の当たりにしたのは野犬の野ウサギ狩りの様子だったのだと気づきました
すると再度同じ茂みからガサゴソ音が・・・2匹めの野犬が登場です
黒っぽい色の中型の野犬で、遠くから見ても分かる乳房の発達でひと目でメスだと分かりました
その野犬も同じルートを走り抜け同じ茂みに消えていきました
3匹目も来るのかな?と思い、その場で少し様子を見ていましたが、来る様子も無かったのでそのまま下山しました
哺乳動物の狩りの様子しかも野犬の狩りは初めて目にしたので凄い物を見た!と考えながら麓まで降りますと、登山口に一匹の野犬がいてこちらを見ています・・・先程のメス犬です
野犬達は一心不乱に野ウサギを追いかけていたように見えましたが、ちゃんと周りへの警戒感も怠っていなかったんですね
偉いぞ野生
面倒だなあと思いつつも、眼下の登山口からはメス犬の姿はすぐに見えなくなったのでそのまま降りました
降りると登山口の先の道でメス犬が自分を待ち構えていたんですけどねw
しかし、メス犬は自分に対して何かをする訳でも無く、一瞬目が合うとそのまま山の中に帰って行きました
ああ・・・これが送り狼というやつか・・・と妙に納得しながら帰宅したのでした
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