ところで今までガスストーブよりアルコールストーブの方が軽量と思い比較すらしなかったが本当だろうか、簡単な比較を行った。一応ある程度の実用性が有る構成として、各ストーブの構成による重量は(全ての数値は大体の値)
各組み合わせの基本重量
項目と構成
A.アルコールストーブ本体+ゴトク 重量50g
B.アルコ−ルストーブスタンドDXセット+ゴトク 重量99g
C.アルコールストーブスタンドDXセット+ゴトク+パワープレート 重量102g
D.ガスストーブ+ガスボンベ 重量230g
E.エスビットポケットストーブ(固形燃料) 重量85g 注1
注1固形燃料には4gと14gのものある。
燃料消費と所要時間
各ストーブの500mLのお湯をつくるに必要な燃料と時間は大体次の様だ。(私は基本インスタントラーメンとコーヒー又は紅茶のお湯しか必要としないので)。
組 構成 燃料 沸騰迄(分) 消火迄(分)備考
1 A アルコール50cc 9:30 13:00 無風に近い
2 B アルコール30cc 沸騰せず 7:00 微風炎片側に寄る
3 B アルコール40cc 沸騰直前 8:45 〃
4 C アルコール40cc 沸騰せず 6:30 〃 注2
5 D プロパンミックス 3:30 −−−− 〃 注3
6 E 固形燃料4gX4 10:00 〃 注4
テストは屋外で行ったので残念ながら条件は同一では無い、ガスでは影響ない程度の風でもアルコールストーブと固形燃料は炎がなびき影響を受けていると思える。
注2パワープレートは火力を強くするが燃費はどちらかと言えば悪化する。
注3ボンベは満タンで火力は中程度で使用。
注4固形燃料は燃料の追加が可能、煤が出る。煤のでない物が有るか要調査。
結局500ccのお湯を1〜3杯作るに要する燃料と時間
500cc1杯分の 500cc2杯分の 500cc3杯分の
燃料、時間、総重量 燃料、時間、総重量 燃料、時間、総重量
Aの構成 40cc、9:30、 90g 1杯X2、130g 1杯X3、170g
Bの構成 50cc、8:45位、150g 〃 、180g 〃 、230g
Cの構成 評価中止
Dの構成 15g、3:30、245g 30g、7:00、275g 45g、10:30、305g
Eの構成 16g、10:00、101g 32g、20:00、117g 48g、30:00、133g
結論
DのガスからAのアルコールストーブに変えると約130〜150g程の軽量化が達成できる、得られる物はそのほかに静かで有る事。失う物は火力が弱いため時間が掛かる、炎が見えにくい、風に弱い、追加加熱がしにくいから始から多めに燃料を入れておく必要が有る。Dのアルコールストーブに変えるとAとDの中間と言った所か。Eの固形燃料はAのアルコールと同等だが燃料が増えるに連れて全重量は軽くなる、煤が出る。
前回のぶっつけ本番使用でアルコールに点火し難かったと書いたが、これは点火方法を知らなかったが故で何ら問題有りませんでした。一応点火に失敗した理由はアルコールの気化が燃料を入れた時点で相当に進んでいてアルコールストーブ本体上部なら何処でもOKと思っていたためです、アルコール注入直後はストーブ中央部の直上部辺りに気化したアルコールが溜まりやすいので、ここで着火すれば良い。
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