無事下山したけど車で遭難したわ★又剣山

2016年10月29日 18:29山歩記全体に公開

一昨日27日、山友さんとそのまた山友さんとで台高山系の又剣山へ行って来ました。

え～、春にガイドさんがルートをロストしはったとこちゃうん？
そんなとこ行って大丈夫なん？
と、不安まじりで行ったのですが、一昨日は雲一つない快晴で、もう絶景続き。

登山口から西側に、北から大普賢岳、行者還岳、弥山、八経岳、釈迦ヶ岳、大日岳と大峰山脈峰々が延々と続くさまが展望でき、少し登ればもう又剣山で、東の方に大台ケ原の絶壁が目に飛び込んできます。

これだけでももう十分満足なんだけど、それじゃあ山歩きにならないので、そこから幾つものピークを越えて1320ｍピークまでいけば、さらに間近に迫力ある岩壁、そして西の滝や中の滝を見ることができるのでした。

でもまあ、このコース、私が持っている20年前の昭文社地図には載ってなく、新しいルートなんでしょうか？踏み跡もまだ不明瞭で、時々次のテープが見当たらない箇所もあるので、雨中やガスが掛かる時は無理をしない方がいいのでしょうね。

ところで、一昨日は快晴で、途中、ん？と道を探す場面もニ三回ありましたが、無事下山したんだけど、実は車で道迷いをしてしまいました（汗）。

というのも、上北山村の河合からザンギリ線を走っていくと登山口に着くらしいのですが、手持ちの地図にはザンギリ線という表記がなく、県道226号線に入り二つ目の分岐で右に取れば登山口まで道路は記載されていたので、それで行ってみたのですが、これが落石散らばり放題の林道で、それをよけよけ走ったのでかなり時間を食ってしまいました。

で、「展望台の次に登山口があって、その先に駐車スペースがある」という情報と順序が逆だったので、そうか、私たちは逆から走って来たのであって、更に進めばそのザンギリ線で河合まで降りれるのだろうと判断して、帰りはそちらから下ってみたのでした。

で、たしかに道は行きより綺麗だったのですが、だんだんと荒れた道になり、ナビも河合からどんどん離れているようで、ついにはナビにダム湖が現れた（汗）。でもまあここまできたらこのままダムまで降りれば赤い線、つまり国道425号線があるので、かなり遠回りになるけどあの道をまた走るのもうんざりするので、なんとかダムまで降りて無事国道に出てほっとしたのも束の間で、「この先通行止め」の看板が（汗）。で、ダムで工事をしているおにいちゃんに「上北山に行くのこの道戻らなあかん？」って聞いたら、「うん」という返事（泣）。

ということで、来た道をまた走って引きかえしたのですが、とちゅう道が二股になっていて、左に取るとトンネルが。あっれ～、さっき下ってくるときこんなトンネルなかったよと思う。つまり、河合に帰るザンギリ線は鋭角に折れるのを見落として反対側に降りてしまっていた訳ですね。

これでまあ、朝走った道を再び走らずに帰れたのですが、よくよく振り返ったら、あれが山歩きだったらどえらい遭難だった訳ですね。

きちんと地図上でルート確認できていない状態で、「ま、行けるやろ」と判断して行ってはいけませんね。

写真一枚目：大普賢岳から大日岳まで
写真二枚目：紅葉もいい具合でした
写真三枚目：大蛇嵓からは見えない下側が迫力で展望できます

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