7月20日から22日まで、山友さんのお誘いで白馬岳に行って来ました。行程は、栂池から入って白馬大池にテントを張り、白馬岳をピストンしてきました。天気予報では、二日目が夜に一時雨、三日目が昼から雨の予報だったのですが、雨に降られることもガスに包まれることもなく、晴天の稜線歩きができ、双耳峰の鹿島槍や槍ヶ岳、剱岳やそこから伸びる立山連山も展望でき、色んな花も一気に咲きだしたばかりで、夏山登山を満喫することができました。
ところで、最初にこのお誘いを頂いたとき、コース設定はお任せするけど、白馬大池だけは立ち寄りたいと希望を出しておきました。実は、白馬大池はずっと行きたいと思っていた場所だったのです。
というのも、昔々大学生だったころ、夏にサークルの合宿が栂池高原であり、夜行の急行に乗り、白馬大池駅に下車し、そこからバスに乗って栂池高原まで行ったのですが、その降り立つ駅名にもなっている白馬大池ってどこにあるんだろうとずっと思っていたら、それは栂池自然園よりずっと上、登山をしないと行けないところにあることを後に知ったのでした。
わたしも山登りは好きで近所の山はよく登ってましたが、なんせ子どものころから非力なもんで、アルプス登山なんてとても自分が出来る世界じゃないとずっと思っていました。同じ列車に乗っていた当時の登山者の姿と言えば、分厚いウールのボタンシャツを腕まくりし、分厚いウールのニッカーボッカーのズボンと、これまた分厚いウールのひざ下まであるソックスと重厚な革の登山靴を履き、キスリングというらしい黄色い横長のでっかーいリュクを携え、いかにも屈強な者だけの世界って雰囲気でしたからねえ。
それから20年。中高年登山ブームが訪れ、わたしも山登りをするようになり、いつかは行ってみたい山のひとつだったのですが、更にそれから20年(笑い)、山友さんからまたとない機会を頂いたので、40年来の思いを果たせることが出来ました。山友さんに感謝ですね。
nijoudake様、はじめまして。
ほぼ同じ頃、私も高校山岳部で初めての北アルプス合宿をボンネットバスに揺られて栂池から白馬岳へ向かいました。
人+荷物=運賃にビックリ。😵💦
けっこうな値段と記憶しております。
今は記念館となった旧栂池ヒュッテは、当時公開された米オカルト映画の悪魔の住む家にそっくりだとみなで大笑いしました。
人の顔みたいな。
ちなみに山シャツ+重登山靴+ニッカボッカ+キスリング+10人用三
角テントの最後の犠牲者?
でしたね。
高校生でしたが皆わかってました。
時代錯誤じゃないのかとか?
先輩達も苦労して使って来たから
とかいう理由で疑問は許されないような。
でも今は良き思い出です。
私も再訪してみたく思いました。
良き山行となり良かったですね。
honesty様、コメントありがとうございます。
旧栂池ヒュッテとは、栂池自然園の入口にあった赤屋根の小屋の事ですね。今回行って見て、いまも残っていて懐かしく思い出しました。一度ここで、高〜いラーメンを食べた思い出が残っています。
キスリングの時代の体験をお持ちであること、いいですねえ。
私も高校の時、クラスメイトからワンゲル部に入らないかと誘われたことがあり、本文の通り非力な私には無理と思い断ったのですが、もったいないことをしたと思っています。
20年前に登山を始め、色々山道具を買い揃える時、登山のスタイルもずいぶん変わったようでしたが、奮発してザンバランフジヤマと、(登山用ではありませんが)キャラジャで厚手のウールのズボンが売っていたので買いました。夏は暑くて使いませんが(笑)、冬にはそれと、(化繊ですが)厚手のチェックのボタンシャツで山に行き、あの頃の岳人に少し近づいた気分になっています(^^ゞ
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