今年5月・6月と「富士箱根トレイル」で、丹沢・不老山から須走までつなげることができました。「富士箱根トレイル」の箱根終点は、金時山。7月の金時山山行に参加できなかったので、今日は「富士箱根トレイル」の締めくくりとして、足柄峠から金時山へ。で、これだけじゃ、あっという間なので、足柄峠から矢倉岳も往復してみました。
天気予報では、秋晴れ!ということでしたが、高気圧の勢力が弱いのか、雲量の多い薄晴れ。
足柄万葉公園バス停の隣に、数台の駐車スペースがあるので、ここに駐車してまずは金時山へ。途中、足柄峠の聖天堂や関所跡や足柄城址を見ながら、金時山登山口のゲートまでは車道歩き。 金時山登山口は、広い駐車スペースがあります。金時山に登る人はほとんどここまで車を進めていました。約40分の車道歩きが短縮できます。
ゲートからもしばらく林道のような幅広い道を辿り、丸鉢山へ。ベンチの前が切り開かれていて、富士山がよく展望できます。 富士山の山頂には、ちらりと雪が見えました。丸鉢山を下ってやっと登山道らしくなり、金時山への登りです。足柄駅への分岐には、金太郎 の指導標があり、足柄駅方面へ少し下った所に荷揚げのケーブルの始点がありました。金時山はボコンと突出しているので、どんどん急登。しっかりしたハシゴが多々。少々岩っぽい所もありますが、ばっちりロープが張られています。
ほどなく金時山山頂。有名な金時茶屋は、賑わっていました。富士山はもとより芦ノ湖など、箱根の展望台。薄く雲がかかり、すっきりした展望では無かったけれど。短時間で登って来れるので、山頂は賑わっていました。
往路を戻り、再び万葉公園へ。駐車地近くで、登りには気がつかなかったけれど、道路に並行して山道があったのでそちらに足を向ける。秋の草花がそこここに咲いていて 、駐車地まで、無粋な道路歩きよりも気分が良かった。万葉公園のバス停から、今度は万葉公園へ入り、矢倉岳へ。稜線上に続く万葉公園に並行して東側に矢倉岳への道がトラバース状に続いています。これは大変良く踏まれているのに、所々で万葉公園へ上がる踏み跡はかなりボサに埋もれたものも多かったです。
ほぼ水平に近いトラバース道で、矢倉岳へ近づいていきます。清水越手前から次第に高度を上げ、清水越から少しの急登をこなすと灌木帯。斜度が緩む矢倉岳頂上付近は、ススキやカヤが多くなり、明るく気持のいい所でした。頂上も、ススキに囲まれた小広く開けた草原。寝転んで展望の楽しめる所でした。
富士山・愛鷹山・位牌岳や、金時山から明神・明星ヶ岳の稜線、その向こうに神山・・。頂上には、展望台として小さな小さなヤグラがありました。「矢倉」岳だから?? 秋の高層雲がばらまかれた広い空と、山の展望をのんびり楽しめました。
足柄万葉公園の駐車地に戻る帰路、トラバース道で山岳救助隊の方が3人・・。そしてヘリがぐるぐる飛んでる音が・・。救助隊の方は、どうも救助要請者と携帯で話している模様・・。こんな所で、事故?遭難?・・ ともかくもご無事でありますよーに。
帰路に、トラバース道から万葉公園へ上がってみましたが、結構、ボサの中。あまり歩く人がいないのでしょうかねえ・・。
箱根の外輪山の一角・ちょっとゴツゴツした金時山で箱根を俯瞰し、カヤトの伸びやかな矢倉岳、ちょっと外れた所から箱根外輪山をさらに俯瞰して・・。ダブルで楽しめた半日でした。
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