この一週間の天気予報は晴れ予想、熊本では連日30度以上の暑い日が続く。山はどうだろうか。午前3時半過ぎに家を出る。ヒライ立野店で朝、昼弁当を買う。朝食は、いなりと持参のサンドイッチを運転しながら食べる。5時近くなって、だいぶ白み始め、健男社に着いたときにはすっかり明るくなっていた。駐車場にはほかに1台停まっていた。すでに出発したようだ。ここから大障子岩を目指した登山は4回目で、最後が2,006年10月だ。8年9か月前になる。その時と比較して、駐車場の様子が少し違う、一番上の民家が空き家になっている、巨大な砂防ダムがある、鹿ネットが張ってある、ということで8年前の記憶しかない中で、すっかり戸惑ってしまう。駐車場からコンクリ道路を歩く、途中からしかネット沿いを右に見ながら歩く。適当なところで、ネットを壊さないようにくぐり、しばらくネットを左に見ながらネット沿いに歩く、そしたら、ネットの左に沢が流れていて、テープが見える。今度はネットを壊さないよう跨ぎ、沢を渡って、テープを追う。急登中の急登を登る。そして、これでもかというぐらいに急登を登る。気温は高いので、大変な汗をかく。喉が渇き、水を結構飲む。しばらくしたら、シャツ、ズボンともしっかり濡れている。黒岩山と思われる地点に着く。過去のデータを見ると、「1204m地点」10時15分着くとあり、その頃は標識があったかもしれない。時折水を飲むも、渇きは癒されず、ずーっと水が欲しい気持ちが続く。しばらく歩いては水を飲む、またしばらく歩いては水を飲むということの繰り返しで、なかなか前に進まないという感覚だ。「図根三角点」の標識の地点に着く。すると、大障子、古祖母山、本谷山、笠松山などの山々が見て取れる。上空は厚い雲に覆われている。それから1時間くらいで、前障子岩の取付に着く。左右が切れ落ちているので、慎重に歩く。「鹿の背」よりこっちが怖い。前障子岩のピークに着く。この時点で、水は半分飲んでしまっている。残り1ℓしかない。大障子岩行きははどうするか。8年前の10月、気候の良い時に登っているのだが、前障子岩まで、2時間20分、更に前障子岩から大障子岩までは、1時間20分くらいで歩ききっている。今回はそうはいかなかった。前障子岩まで、3時間40分かかっている。それで、大障子岩行きは飲み水が足らないためやめにすることに。昼食をとって、残念だが引き返す。
登ってきた道を下る。2時間ほど下ったところで、右にかなり急な下りをテープを追って行けば朝登ってきた道だが、それは行かずに、左側をほぼまっすぐ砂防ダムの方へ下ってみる。しばらく下ると砂防ダムが見えてきた。左下方に2m幅の作業道みたいのが見えてきたので鹿ネットを跨いで、そこまで下る。作業道に沿って歩くと朝来てくぐった鹿ネット付近に突き当たる。下ってきた道はあまり踏まれていない道かもしれない。テープは4か所程度、石積みが1か所あるぐらいだった。再びくぐってコンクリ道路を砂防ダムの左岸の方へ向かって歩く。真夏の急登の連続の山歩きは大変だった。次回は大障子岩までリベンジだ。
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