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日記
秋雨前線が消え、昨日の午後から天気がよくなってきた。気温は牧ノ戸峠で6度、庄内町で8度、随分と冷えて秋本番となる。この気温の冷え込みで落葉樹が彩づいてくるのであろう。三連休の最終日、男池駐車場に着くとすでに10台ほどの車が駐車していた。5時ごろにはすでにキャップライトをつけて歩きだす人もいた。車外に出ると少し寒いと感じる。6時を回る頃にはすっかり明るくなっていた。森の中に入っていく。この二日間ほどの雨で水たまりができたりぬかるんでいた。足元の岩肌もぬれていて滑りやすい感じだ。1時間ほどでソババッケに着く。ソババッケは水たまりができているのではないかと予想していたが、さほどのことはなかった。一人の登山者と少し立ち話をする。小生の格好を見て、すごく重装備ですねという。別の日にも同じようなことを言われたことがある。人から見たら変な姿にみえるのかもしれない。大戸越の方を目指す。傾斜はそんなに急ではない。気温は低く、汗もあまりかかないので真夏の頃にくらべると随分と楽に感じる。水もあまり飲まなくてよい。遠くでかすかに鹿のかん高い鳴き声が聞こえてくる。大戸越に着く。風はほとんどない。正面に見える三俣山が陽光に明るく照らされている。ここにザックは置いて、水と握り飯だけ持って平治岳へ登る。体一つなので急登は苦ではない。どの山もこんな調子で登れたら思う。平治岳山頂に立つ。よく晴れて360度視界はクリアーだ。さらに驚いたことに雲海が広がっていた。よい眺めだ。特に由布岳のほうを見やると、雲海のなかから東峰、西峰の二こぶが浮かんでいるように見える。何やら日本画のような、神々しい感じさえする。大昔の人はこうしたような風景を見て仙人がすむと想像したのかもしれない。再び大戸越に下り、大船山を目指す。はじめてこの大戸越から大船への登りを経験したときはきつく感じたものだが、ここ最近何回か登るうち意外と緩やかな傾斜だと思うようになってきた。ほぼ登りを終えたところで、北大船山の方へは行かずに、池の方へ回る。やや灌木の藪がうるさいが、踏み分けはある。二日に来た時よりも池は小さくなっていた。池の周囲を巻くようにして、米窪の淵周りの方へ歩く。狭い灌木の中を身を狭めながらの歩きとなる。しばらくそんなして歩いていたらパット視界が開けて、大船がその姿を現す。山頂には10人くらいの人が針が動いているように見える。今日は登山者が多そうだ。山肌を見るとところどころ柿色風に見えるところがある。紅葉の時期が近づいているのがわかる。段原に着くと10人くらいの人いた。ザックも10個くらい置いてあった。小生もザックをおいて大船へ登る。ぞろぞろと人が下ってくる。これからしばらく週ごとの休日になればさらに多くの登山者で賑わうであろう。大船の紅葉はそれほどに人をひきつける。大船山頂に立つ。風はなく、日差しが強い。山頂標識では次から次とみなが皆記念写真を撮っていく。男池を出発して5時間20分近くたっていた。ずいぶんとかかった。にぎりめしを食べながらしばらくゆっくりする。来し方を見る、平治岳が意外と低く見える。北大船山頂では人がうごめいているのがわかる。池の方を見て、今歩いて来たルートをなぞってみたりもする。今日は快晴にめぐまれ、年に数回あるかないかの山行であった。
2016年10・10平治岳、大船山登山
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