水俣市内から「湯の鶴温泉」の標識を見て湯出川、招川内川をさかのぼってずいぶんと奥まで走る。道路わきに「矢筈岳登山口」の標識を見てすぐそばの空き地に駐車する。5台くらいは大丈夫かな。空はよく晴れて気温は夏の暑さを感じる。しばらく歩くと前方に双耳峰が見えてきた。雲一つない青空にくっきりと見える。矢筈の意味を調べたことがあるが、なるほどと思う。林道を歩いていくと、山道への取付きに至る。写真で見ると赤い布切れが張ってあるようにも見えたが、「山火事注意」の垂れ幕だった。ここから軽く登って、矢筈岳と女岳の分岐点に至る。まず女岳のほうへ歩く。ほどなくして山頂に着く。林に囲まれていて展望はあまり得られない。それで南側に回り込んだところの絶景ポイントと銘打たれたところに行ってみる。ほぼ円錐形をした矢筈岳と水俣方面が一望できた。一応絶景の意味を納得して、もと来た道をたどり矢筈岳に向かう。山は円錐形をしているので当然、傾斜は急だ。登りが緩やかになったところで、山頂に飛び出す。山頂の眺望は360度よいと書かれていたが、いくらか木立もあり、それぞれの見えるところを足せば360度くらいにはなるかな。眼下の山々の新緑はまばゆいくらいに映る、水俣方面そしてその先の海も見通すことができる。1時間ほど昼食を食べながらゆっくりする。10人くらいの登山者はいたろうか、若い衆も頑張って登ってきていた。
下山後、湯の鶴温泉に立ち寄る。湯出川をはさんだこぢんまりとした温泉街だ。旅館の女将さんの話では、創業70年くらいということで、いいお湯だった。
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