万城目学さんの「プリンセス・トヨトミ」を読んだ。登場人物の幼少のころの「あれはなんだったんだろう」という記憶について、自分も子どもの頃の記憶で「あれはなんだったんだろう」と思う出来事がある。
今から30年以上前(当時甲府に住んでいたが)宇宙人が来るから早く帰ってくるように言われ、夕方習い事(習字)から帰ってくると、早々に電気を消して寝るように祖母から言われた。また入浴時も音が漏れないように蛇口にタオルをかけて給水をした。なお浴室の明かりについては、窓が隣家との隙間にあったので、多少漏れても大丈夫だろうとのこと。普段なら居間でテレビなど見ている時間であったが、宇宙人に見つかると誘拐されるとのことで、家じゅうの電気を消して暗くしていた。そのうち両親が仕事から帰ってきたが、早く寝るように言われただけであった。なんとなく町中暗かったような気もしたが、裏の家ではベランダに備え付けたネットに向かって、いつもと変わらずそこの家の主が明かりを煌々とつけゴルフの練習をしていた。姉曰く、大人は肉が堅くておいしくないので誘拐はされないとのこと。ちなみに翌日は普段通りであり、宇宙人が来るというのはその日限定の予告であった。結局は来なかった?
当時はほんとに宇宙人が来るから見つからないようにと信じて、従ったが、今思うとあれはなんだったんだろう。
冷戦時代だったので灯火管制でもあったのだろうかとも思ったが、いくらなんでも・・・。
GWに実家に帰った際に、姉に聞いたが「知らない」、祖母に聞いても「覚えていない」とのことであった。いつか真相が分かる時が来るのだろうか。
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