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このバスはスキーバスのため、八方を出た後に数か所のスキー場・ホテルを巡り乗客をピックアップ。
恐らく、登山者は私一人で他の方はスキーヤー、ボーダーだったであろう。
客層は20代の男性グループ、女性グループが多く、私は完全に浮いた存在だ。
バスは安曇野インターへ向けて北アルプス沿いに148号、そして147号をひた走る。
進行方向に向かって右側窓側に座っていた私は連なる北アルプスを飽きることなく眺め続けた。
特徴のある山容の山が観えてきた。
大好きな常念岳だ。
窓に顔を寄せつけ、見惚れながら今までの常念登りの想い出に更けていた。
その時だ。
「ひゃ〜」
バス内に女性の大きな悲鳴が響いた。
さては近くにいた男性グループが女性に何か悪さをしたなと、みんなでそのグループを睨みつける。
バス内に嫌な雰囲気が漂う。
その場の雰囲気を察したのか、悲鳴を上げた方の隣に座っている女性が申し訳なさそうに言った。
「寝言みたいです」
悲鳴を上げた女性を見ると熟睡したままだ。
なんじゃ そりゃ〜(みんなの心の声)
あっ!と思い出し、窓の外を見ると常念岳の姿は既に見えなくなっていた。
滅多に見る事の出来ない常念が・・・
バスは中央高速道の混雑に巻き込まれることなく予定時間より1時間早く新宿に到着。
寝言女性グループと疑われた男性グループも歩む方向こそ違えど、都会の喧騒の中に消えていった。
さて、最後にこれだけは言わせて頂こう。
常念岳は良い山だ!
なんじゃ そりゃ〜(みんなの心の声)
jundaigoさん、こんにちは。
どうなることかと思って読んでみたら最高のオチでした(^^)
しかし、こればっかりは仕方がないですよね(^^;;
モリモリモリさん、こんばんは!
悲鳴が聞こえた時は本当にビックリしました。
悲鳴をあげた女性は何の夢を見ていたのでしょうね?
今更ながら気になります、
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