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登山道保全ワークショップに参加しました。
「アグリーブルむかわ」と同じくCaramelが以前から
気になっていた活動で何回か話をされた事がありました。
私自身も少し興味があったのですが
今年膝を痛めた後に、これまでみたいにたくさん山を登るのが
少し難しいかも…?と山との付き合い方を改めて考えており
登山道保全というこれまでとは違う方向からの視点に
興味が出てきたので今回参加してみることにしました。
また、山に登って山を楽しむのも良い事ですけど
楽しみとしてのみ消費しているような感覚がどこかにあり
山に対して何か出来る事はないのかな?と感じてたのも
きっかけの一つでした。
当日は日向山の登山道整備をお手伝いでしたが
午前中は過去に整備された場所の見学、
どのような過程で登山道が荒れていくのかの説明や
実際に整備が必要な箇所の見学などでした。
よく行く奥多摩の山でも似たような状態になっている箇所があるのを
記憶していたので、どうしてそうなったのかを理解することができました。
また、かなり昔に整備された箇所がまだ残っているというのも
長い年月が経ってもしっかり残るというのも凄い事だなと感じました。
そして午後は実際に登山道整備の作業を行いました。
近自然工法という整備方法で人工物を極力使わず
現地にある木や木の枝、葉っぱや土を利用し周辺環境と調和を図る方法です。
またその場の自然環境に配慮しながら材料を集めるというのも
山の環境をなるべく変えないということに重点が置かれていて
とても納得することができました。
雨の中での作業にはなりましたが
こういった活動はあまり経験が無かったため
楽しく出来たことと色々な学びがありとても有意義な時間でした。
ワークショップに参加された方は私達を含め10名と隊員の方でしたが、
実際に登山道整備に携わっている方もおり
皆様とても慣れており手際が良いな、と感じました。
私達はまだまだそこまで意識が行ってなかったな…と思いました。
でもこれからどう行動するかを考える上でとても良いきっかけになりました。
(写真左:整備前)(写真右:整備後)
登山道は一回整備しただけで終わりではなく
継続的な観察や必要に応じて改修を行う必要があるそうです。
登山客がどう歩くかを想定して整備をしましたが
その想定とは違う歩かれ方をしたり、
雨による流水で周辺環境が変わってしまったりと
予想とは違うことが起きるそうなので
状況に応じて改修を積み重ねる必要があるようです。
色々な事柄が連動しているのでその場所に応じたやり方が必要というのが
とても奥が深いと感じました。
今回参加したことで登山道整備という方法で
山に関わっていくのも選択肢の一つだと感じましたし、
こういう活動にもっと参加してみたいと思う部分もあります。
北杜山守隊に入隊して活動するのも一つの方法ですし、
また地元奥多摩の登山道整備も行われているようですので
そちらに関わっていけるようにするという方法もありますね。
いずれにせよ今回の体験で山の自然環境と登山道に関しての視点が
これまでとはまた変わってくるように思いますので
私自身は何ができるか?何をしたいか?をもっと考えて
行動していきたいと思います。
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