ハイキングで非常時の備えについて考える

2016年06月12日 10:48日記全体に公開

昨日の山行道中、偶然怪我をされ方に逢いました。運の悪いことに登山道を横切るゴルフ場のアスファルトで転倒されて顔面に酷い擦過傷を負ってらっしゃいました。この時初めて自分の持っている応急処置の所持品を使う事となったわけですが・・・。

残念ながら、消毒はできても擦過傷の範囲が広すぎて、持っている絆創膏では役に立ちません。それでも気分的には楽になるかもしれないので、傷のひどい所を中心に消毒後にバンドエイドを張ったのですが、ガーゼがあれば良かったのになぁとちょっと後悔(´・ω・`)

そこで、改めて登山に必要な非常時の備えについて考えてみました。ここでは日本アルプスとか雪中ハイクとかそういった尖がった登山ではなく、一般的なハイキングを考えてみます。私が遭遇した怪我をされた人も、関西ではファミリーから登山愛好家まで幅広く訪れる六甲山。そのメインルートのど真ん中での出来事です。とても他人事とは思えません。

そもそも非常とは何なのでしょうか。それは人それぞれ。捉え方が違うと思います。極端な例を言うと雨が絶対降らないと思っていても雨具を持っていくのは非常に備えて・・・ということになります。そういう意味で考えると、ザックを含めて全て非日常であるわけで、登山に持参する全ての物が非常用具になってしまいます。確かに山に登って暫く安泰に過ごす事のできる装備は、災害時にも大活躍間違いなしですからね(^^;

しかし登山は災害とは違い山の斜面との闘いであると同時に自分の背負っている荷物の重量とも戦いでもあります。トレランの人が超軽量装備で闊歩しているのを見れば分かるように、軽ければ軽いほど楽になるのは自明の理です。ということは、山という非日常においてトラブルが発生した時、最低限何が必要か。そこに重点おいて考えるべきです。

あれ？だんだん話が難しくなってきました。ヤバい。纏める自信がなくなってきました（笑）

まぁ、ともあれ私が普段携行している非常装備と思っている物は以下の通り。

・ヘッデン（予備電池含む）
・ライター
・バンドエイド
・消毒液
・伸縮性包帯
・テーピングテープ
・ハサミ
・アルミ蒸着シート
・軍手
・アルファ化米

たかが近所の低山でこれほど持っていくのは大袈裟ですかねぇ・・・・(;^_^A
この中で、特に汎用性が高そうな物がテーピングテープ。これは関節に痛みが出た時に使うものですが、それ以外にもいざという時強く巻いて止血にに使ったり、トレッキングポールや木の枝と合わせて添え木に利用する等色々な使い道があります。伸縮性包帯も止血に使えるほど固く巻けますし添え木固定にも使えるのでべんりですねー。

あとやはり今回必要だと思ったのはガーゼ。そして、改めて考えると三角巾もあったほうがいいのかなぁ？と考えました。背中の重りは増える一方なのですが（笑）
その他にも例えばアルピニストだと無線機やらツェルト、雪中ハイクだと雪崩に備えてビーコンやら、過去に蜂にやられた人はエピペンやら。あ、そうだポイズンリムーバーも要りますかね？もうここまで来るとヘッポコハイカーの私には想像がつきません…

非常時装備を言い出したらきりがない(-_-;)。結局色んなリスクとトレードオフして山を楽しまなければいけないんでしょうね～。皆さんのハイキングでの非常時装備でお勧め、アドバイスなどございましたら是非教えてください。m(_ _"m)

2016-06-06 毛虫に刺されると大変な事になり

2016-06-14 山バナナの謎

お気に入りした人

人

拍手で応援

拍手した人

拍手

訪問者数：564人