できるだけ山に自分の運を置いて行かないようにするためです。
でも、何度も山に入っているとどうしても運を山に残さないといけない場合もあります。
レコで「他人の運を踏んだ」という悲しい記事を読んだことがあります。
「テン場のすぐ横に置いて行くんじゃない」というフンガイした記事を目にしたこともあります。
他の登山者が容易に目にしたり踏んだりしてしまうような場所に運を置いて行く人には山登りのセンスが無いと思います。
やむを得ず山に置いて残した運は、それが適切なものであれば時間を掛けて山の一部となり不慮の有事にはコーウンとなって自分に還ってくることがあります。
でも、他人に踏み荒らされたり、他人の手によって弄られたコーウンはもう自分の元には還ってきません。
運が山の一部となる前に他人に取られたことになるからです。
山での不慮の有事には、運を得た人は助かり得られなかった人は助からない。
それが山というものであり自然の摂理というものです。