きっとヤマレコな方々の鑑賞率は半端ないと思いますし、ネット評論家な方々も多数取りあげている映画なので今更感満載ですが御勘弁を。
そしてこのシネレコ日記は映画評論ではなくてアウトドア関連映画の感想・紹介にしたいので的外れな内容でもお許しください。
初鑑賞と再鑑賞後のギャップが半端なかった映画でした。
公開された時はまだ登山をしていなかったので、抑揚を抑えた演出が少々退屈でありました。
その後、劔岳登頂を果たした事もあり再鑑賞。
今度は雷鳥平、別山乗越、前劔などの地理・ルートが把握出来ているので感情移入半端なし(笑)
劔沢の幕営シーンなどは自分がテント張った場所ではないか! と大興奮。
こうなるとどこまでが史実なのか気になります。
で、調べてみるとかなりの部分が映画的演出であることが判明…
初登頂のさい、浅野忠信演じる測量隊長はその場に居なかった。
山岳会が登頂したのもタイムラグがあり、映画の様な熾烈な登頂競争はなかった。
ラストの手旗信号は完全な創作。などなど
おバカさんな自分は、劔岳山頂から遥かな別山を見つめ「ここからあそこに手旗信号で敬意を贈ったのか…」と、目頭を熱くしたのでした(^_^;)
こんな愚かな者にも分かりやすく「この映画は史実を基にしたフィクションです」という事をもうちょっと匂わせてほしかった。
嗚呼、もう一度あの山頂に立ちたいな。
演出云々は別にして実物の人物がモデルになっており、成された業績は事実ですから、まぁ‥‥‥良いかなぁ‥‥‥と呑気でaboutな性格の私は思いますが-‥‥‥。それと言うのも、私は、劔岳に登った事がないですから、aura-tさんのように景色を見て感情移入をする事はありませんので、実際に登って映画を観賞されている方々が羨ましくもあり‥‥‥‥私は映画より先に新田次郎の小説で読んでいましたので、‥‥‥‥小説は言わば、どんな事実を書いた物でも、一部は必ずフィクションですから、脚色されていると最初から思っているので、その点からも、映画を観た時の印象が、aura-tさんとは違うかも‥‥‥‥ですね。
私もaura-tさんのように劔岳に自分自身の足で登って、映画を観たら、きっと感激が、もっと大きいだろうなぁ‥‥‥‥と思います。私のレベルでは、劔岳登頂は、夢のまた夢かも知れませんが‥‥‥‥。
いづれにしても、劔岳に登った事がない私でも、この映画は素晴らしいと思いますよ〜(^-^)v
rinaさん はじめまして! コメント感謝です
いやいや、まさしくrinaさんの仰る通り先人の偉業は変わりありませんね。
映画の酷評はするまいと決めていたのに、少々詰まらないところを愚痴ってしまい恥ずかしい限りです。
実際、山岳会隊長は測量隊の仕事に敬意を評したそうですので、それを映画的に表現するには手旗が視覚的に有効だったのでしょうね。
この作品は日本映画にしては珍しく200日以上撮影が行われたそうです。
全編を通して素晴らしい山の映像が展開されました。
これこそ映画でしかなし得ない表現ですね。
この映画、映画館で見ました。感想は、山の映像はいいのですですが、バックミュージックのビバルディの四季には閉口でした。雪のラッセルシーンは音楽なしでやって欲しかったです。音楽なし版があればまた見たいですね。
fatcreekさん、はじめまして。コメント感謝です!
そう言われればビバルディでしたね(^_^;)
著作権フリーのクラシックをあえて選んだのか?(んなアホな) 思い入れがあったのか…
映像と音楽の組み合わせも難しいですね。
自分が別山乗越から雷鳥平に降りる際、遠くの風音が無性に寂しく荘厳で感動した経緯がありました。
仰る通り、あえて無音という意見にも共感します。
私はこの映画を観て、三角点というものがどのように設置されたかを知り、以来有り難いものだなぁーと拝みつつ刻印をよく確かめ、指でその溝をなぞったりして自身の登頂を祝うようになりました。まるで待ち人のような存在という気がしてならないのです。新田次郎の本も何冊か買い覓めました。剣岳には行くことはないと思いますが、登った気にさせてもらえた素晴らしい邦画でした。
doroemonxさん はじめまして。コメントありがとうございます
三角点、探しますね(^_^;) 仲間と登った時は、皆のVサインを三角点に当てて星マークを作ります。
三角点は必ずしも頂上にない… ってな事情も面白いですね
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