![]() |
ヨット航行中にアクシデント 転覆、漂流というインシデントに対峙する老人の話しだが、この映画はフィクション。その辺がドキュメント好きの自分には引っ掛かる点だったけれど、話し的にはけっこうリアルに捉える事が出来た。
それは二十数年前に起きた「タカ号転覆事故」とほぼ同じ状況だった為だろう。
グアムを目指し油壺を出港したタカ号は悪天候で沈没してしまう。
生存者6名はライフラフトに乗り込むが、水、食料が乏しく次々に絶命…
27日後に救助されたのは、たった一人だった。
何故、この一人だけ生存していたのか? 一説によるとこの一人だけ全身最新の化学繊維ウエアだった為、とも云われている。
この映画はかなりの実験的演出がなされている。
全編を通してのセリフはほとんど無し。音楽も最小限。
登場人は一人のみ。回想シーンや説明も皆無。主人公の名前さえ判らない。
冒頭からいきなり淡々としたサバイバルが静かに展開されてゆく。
それらの演出が成功してるのかは各々の判断だろうが、エンターテイメントを求める人には受け入れ難いものがあるだろう。
最後に個人的な思い入れを一つ。
この主人公を演じるのはあの名優ロバート・レッドフォード!!
かれこれ80歳、、歳とったなぁぁぁ
大好きな俳優さんだったので、劇中でも明日に向かって撃て!やスティングの頃の華やかさを回想して映画に集中できなかった。
意外な落とし穴だった(^_^;)
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する