スポーツ報知webニュースより抜粋
家出少年が富士山新7合目(2780メートル)で遺体で見つかる事件が15日、あった。午前8時25分頃、富士宮ルートの山荘付近で、うつぶせで倒れている人を登山者の男性(38)が発見し、110番通報。富士宮署員らが現場まで登り、死亡している少年を見つけた。同署によると、少年は神戸市の兵庫県立高校1年生(16)。10日に母親とけんかして家出し、捜索願が出ていた。発見時はダウンジャケット、ジーンズ、スニーカー姿で、冬山装備はしていなかった。
自殺なのか、それとも事故なのか。16歳の少年が神戸市の自宅を飛び出したのは10日午前。冬休みの宿題をめぐり、母親とけんかしたのが原因だった。少年と連絡を取れなくなったことから家族は11日、兵庫県警須磨署に捜索願を出していた。
富士宮署によると、10日の午後3時半頃、JR富士宮駅から標高1500メートル前後の水ケ塚駐車場まで、この少年とみられる男性を乗せたというタクシー運転手が証言している。冬季に車が入れるのは同駐車場まで。富士スカイラインを徒歩で登って登山口となる新5合目(2400メートル)に出て、富士宮ルートを1人で登って行ったとみられる。(中略)
しかし、新7合目の御来光山荘(2780メートル)付近で発見された少年はダウンジャケットの下はシャツ1枚しか着ておらず、小さなリュックには登山用具は入っていなかった。遺書も見つかっていないという。富士宮署は事故と自殺の両面から調べている。
些細な(?)原因で、この結果は痛ましいというか、なんとも言えないです。仮に富士山に行けば(登頂すれば)この少年は変われたのでしょうか?
冬は吉田口か御殿場口が基本の中、富士宮口なんてこの時期に使う登山者も少ないですから。死亡してからすぐに見つかったのは運が良かった。ただ、事故でも自殺(この時期の富士山に登ること自体が自殺行為)でも好きな山で死者が出たこと、些細な原因で結果として身内を亡くしてしまった遺族の無念を思うと悲しくなってきます。捜索にあたった警察関係者のみなさんも寒さと危険の中、ご苦労様です。
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