この春は今まであまりやってこなかった形態の登山(スノーシュー登山、テント泊登山)に行くようになった。
いろいろな要因はあるのだけれど、きっかけとなったのは北海道百名山で最後にピリカヌプリを残していること。
ピリカは夜中にヘッデンスタートで1DAYで行く人も多いようで、それをやってやれないこともないかもしれないけど、わたしはやっぱり、稜線の上でテントを張って、夕方や朝の山の景色も堪能して、あわよくば星空も?!それらを全部含めて味わいたいなぁ〜と思っている。
夏の沢登りでも、そういう時間がとっても大切に思えて(ってお友達の受け売りなのかもしれないけど、10年前にも同じことを自分で書いている)雪のある時にもパウダーメインの山とはまた違った楽しみ方が増えて、とてもとても嬉しい。
そして、せっかく挑戦するなら、いきなりピリカ、ではなくてそのジャンルの山行をひとつづつ重ねていって、その先で登れたらいいなぁ、と思う。
今シーズンは急な暖気で稜線の雪が消えかけたことやいろいろなタイミングで、ピリカヌプリは先送りとなったけれど、それはそれで悔しいとか残念などとはあまり思っていない。
それよりも、その時々で良いと思える場所へ行って、時間を過ごせることに感謝している。
以前、山関係の仕事(ガイド会社の受付や企画などをやっていました)に就いていた時は、百、二百、三百名山にはお客さんが集まるが、それ以外は集客に苦労したり、名山ばかりに人が集中するために登山道の荒廃が進んだりして、〇×名山、罪深し、と内心思っていた。
でも、こんな感じで新しいジャンルや新しい地域(?)などに一歩を踏み出すきっかけになるのであれば、リストも悪くないのかもしれない。
ようは受け取り方ひとつなのだな、と歳と経験を重ねてきて思うのです。
日帰り出来てしまう山でも泊まると見られる風景も変わってきますから楽しいですよね。泊まると山中の滞在時間も長くなる分、天気があまりよくない中でも一時的に展望が開ける時間などもありますし。
○×名山、過去に意識せずに登った百名山で出会った方に百名山で登頂の証拠写真を撮らないなんて価値がないって言われて悲しくて百名山をずっと避けてましたが、ふと登ってみたら思った以上にずっとよくてそんな出会いをしてしまったこと、だからと言って避けてしまっていたことをちょっと後悔しました。新たな出会いのきっかけとして大事にしたいなと思いました。
山に登る人が100人いれば、楽しみ方も100通りあっていいと思ってます。
お花が好きな人、景色が見たい人、山で酒が飲みたい人(笑)、走りたい人、雪山を滑りたい人、山頂には興味がない人だって…etc.
百名山がブームとなって久しいので、それしかご存じない方は皆が皆、そうだと思っているのでしょうかね。。。押し付けられても困っちゃいますよね
百名山ハンターを悪いとも思ってはいませんが、知人で、せっかく麓まで行ったのだから、と悪天候の中登り、真っ白な山頂で写真を撮って満足(?)している話を聞くと、ああ、自分とは価値観が違うんだな、とは思います。
おっしゃる通り、きっかけの一つ、くらいがちょうどいいとわたしも思います
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