もう3回目にもなると、オオカミ少年ならぬクマ女?みたいに読まれてしまいそうで、書くかどうか悩んだんですが。。。
多少なりとも注意喚起になれば、と思って筆を執ります。
今日も今日とて林道アプローチの山林が現場。
前日に偵察しておいた駐車位置に停め、準備をしているとほど近い森の中から鹿の「ピィッ」という警戒音。
通常、こんな声が聞こえるや否や、鹿は走って遠ざかるもの。
それがしつこく同じ位置から繰り返される。わたしたちのすぐ上、距離にして300mくらいか?
ん、ちょっと嫌な感じ…
と思っていると、合間にしっかり聞こえた犬の声を少し野太くしたような短い吠え声。
そのあとも鹿の声だけが繰り返される。
しばらくしてシーンとする。
数m離れていた親方に確認しても、野太い吠え声も聞いたという。
このパターンの組み合わせを聞いたのはもう4度目になる。
最初は晩秋の無意根山中腹。
今回よりももう少し距離があったけれど、同じような感じで聞こえた。
ただ、その時は居合わせたヒグマに詳しいジャーナリストさんが「熊は鳴かない」とおっしゃるので、なんだったんだろ?で終わった。
2回目はやっぱり調査で訪れていた道北、某大規模トンネル工事現場のすぐ脇の斜面。
姿は見えないものの、鹿の警戒音は1回だけ、クマの吠え声とともに重なり、そのあとは笹藪の中をおそらく鹿を引きずっているであろう音が響いた。
この時は我々は車のすぐ横で4〜5人で聞いたので、恐怖感はないものの、やっぱりあればクマの吠え声だった、と(森林系の教員も一緒だったし)認識。
3回目は日高の山の中。これはちょっとはっきりしないけれど、やはり鹿とクマの声が同じ方向から同時に聞こえて緊張が走った。
で、今日。
もちろんすべてこの目で確認したわけではありません。(危ないって)
が、このところクマフンの中に鹿の毛を見ることも多く、また知床などの道路わきで直接動画撮影されているものと鳴き方を照らし合わせても、同様のことが起きていると予想(警戒)するに難くない事例と思っています。
もちろん、入山は中止。仕事はかどんなくてクマったね(汗)
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する