ふと口ずさんだ節が気になって調べた時、
曲名が、「日本全国酒飲み音頭」と初めて知った。
うろ覚えの内容は、大体合っていた。
<一月の正月>から始まって、<豆まき><雛祭り><花見>と、
妥当な理由が続くが、
<八月の熱いから>辺りからおかしくなり、
<何でもないけど><ドサクサで>と、
飲むのに理由は要らない酒飲みの性分で終わる。
今月、<十月は運動会>で飲む。
ならば、山で飲んでもいいだろう。
絶景の頂で、くゆらす紫煙を眺めながら、酒を嗜む。
思い浮べただけで身震いする素敵なひとときだ。
どんな酒が似合うだろう。
最初に思いつくのは、ビールやシャンパンのような、発泡酒だろうか。
汗を流しながら辿り着いた頂で、
音を立てて開封するだけで、高揚する。
しかし、荷物になる。
小さくて、効果のあるものは、結局、度数に結びついてくる。
気付け、消毒、燃料、と用途は多岐にわたる。
ビバーク時の暖を取ることも出来る万能品だ。
ウオッカ、ジン、テキーラ、古酒、
美味しいものは沢山あるが、此処はラムを選びたい。
重さは重要なので、詰め替えが必至となるが、
この段階で、誘惑の罠が待ち構えている。
罠は底なしで、果てしない。
パッキングは、永遠に続き、終わることはない。
今の私は、山でお茶する好々爺。
無事にパッキングを終えて、山曜日を楽しみに待ちわびる。
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