夜勤を終えて、シャワーを浴び、
焼き肉を食べて、珈琲を飲む。
そして、おもむろに出掛けて、
充分に間に合う10時開場のボルダリングジム。
空調が効いている。
屋内なので、雨合羽がいらない。
マットが敷いてあるので、落ちても痛くない。
もちろん、虫も居ない。
好きな時に、すぐ、帰れる。
特別経費の認可を得るために、
数え上げた指先に、冷たい視線。
「いいわよ。
わざわざ重い荷物を背負って、
泥塗れになって、虫に刺されて、
怪我して、今頃判ったの?
莫迦じゃないの!」
「もっともです!!!」
返す言葉もない。
だけど、今、この腕は、
壁ドンも出来ない。
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