|
|
|
【写真左】山小屋 【写真中央】クールマイヨールのホテルの部屋から 【写真右】 以前泊まったツェルマットのアパートメントの部屋のテラスからのマッターホルン
1.山小屋に泊まる?
【計画】できれば山小屋、特にツールドモンブランのルート上に泊まりたかったので、調べてみました。メールでやりとりはできそうです。ですが、たとえあまり標高が高くないポピュラーな山小屋だったとしても、悪天候だった場合、一人でそこまで辿りつけるのかという問題があります。仮に辿り着いたとしても、霧で何も楽しめならば、そこまで行って泊まる意味があるのか?と考え、今回はすべてホテル泊まりとしました。
【実際】ルート上には、観光客でも普通に行けて天候が良ければ絶景が楽しめる山小屋がたくさんあることを確認。ぜひ次回は山小屋宿泊を目標にしたいと思いました。
【次回】行くチャンスがあるなら、おそらく地元に安宿をとって、荷物をデポしておき、天候が許せば山小屋歩きがベストか? ただし、人気の山小屋は直前では予約をとるのは難しいと思います。
2.Centroチェントロ(街の中心)に泊まる?
Centro(中心)には2つあり、歴史的中心地(Centro turistico)は観光の中心と重なるし、大都市ではそれ以外に電車やバスの発着所がある交通の中心もあります。たとえば、規模の小さいチェルヴィーニャであれば、その2つはほぼ重なっています。しかし、シャモニーのような大きな街になれば、電車のシャモニー駅とバスターミナルは少し離れており、スーツケースを持った移動はつらいのでバスを利用することになりそうです。
【計画】Booking.comで探したけれど、どこのホテルも「xxxのスキーリフトまで100m」など、わかっている人にはすぐにわかるけれど、初めてその村に行く人にとっては、「xxxのリフト」が自分にとってどれぐらい利用価値があるのかはわからず場所決めは難しかったです。
【実際】シャモニー駅ではなく、シャモニー・スッド駅のすぐ近く、クールマイヨールやジュネーヴに行くバスターミナルまで歩いてすぐ、しかもエギーユ・ド・ミディ展望台ロープウェイ駅のすぐ近くに宿泊しました。エギーユ・ド・ミディ展望台に行くには、ディズニーランド攻略なみのストラテジーが必要で、始発に乗って一番に観光し、イタリア側へ行くなら展望台に到着後、即座に氷河を渡る3連のロープウェイを予約するなど、テクニックが必要です。また、シャモニーは町のあちこちに登山口が散らばっており、そこまで交通機関を使って(主にカルトドットを使って無料のバスでアクセスすることが多く、バス停しかもバスターミナルが近くて、こうしたところにアクセスしやすいのも今回の宿泊場所の利点でした。今回のシャモニーはずっと天気が悪かったので景色という観点からはコメントのしようがないのですが、交通の要所に泊まるというのも悪くありません
3.歴史的中心に泊まる?
【計画】今回、クールマイヨールでは、歴史的地区であるドロンネ地区に泊まった。ドロンネのロープウェイ駅に近かったこともあるのと、歴史的な石造りの建物に泊まることに興味があった。
【実際】ホテルからクールマイヨールの登山アクセスのバスターミナルまでは坂道で徒歩15分かかりましたた。行きは荷物があったのでタクシーを使おうと思っていましたが、ターミナルにタクシーはあるものの、ドライバーはおらず、しかもドアは開けっぱなし。ひとめで「ここは治安が良いのだな」と確信しました。つまり、バスターミナルに到着しても、ホテルが離れている場合、最悪、荷物を全部抱えて歩いていくことも覚悟しておく必要はあります。また村内?町内?に巡回バスはあるのですが、1時間に1本程度でした。もっと小さな村なら、バスなど期待できないでしょう。このあたりは、日本と一緒ですね。
また歴史的建造物であるホテルということは、音がよく聞こえるということでもあります。家族連れの子供の大騒ぎもありましたし、会話もはっきり聞こえてしまいました。たまたまだと思いますが、排水管の匂いもしました。最初にフロントに説明し、排水溝に洗剤を使ってよく流して下さいと頼んで、掃除の後は、いつもとても良い匂いがしていましたが、おそらくほかの場所で淀んでいるのが匂っているらしく(古い建物ではあるし)、それ以上は何も言いませんでした(言ってもどうしようもないだろうと思って)。バスルームとはドアで仕切られているし、まあ、シャワーを浴びるとき以外はそれほど影響はなかったので。
それでも、ベッドに寝転んで、窓からダンジュアンとグランドジョラスが眺められるというのは、なかなかないロケーションで、食事もとてもおいしく、毎日、楽しく過ごせました。そうそう、以前に泊まったツェルマットのシャレーから撮影したマッターホルンの写真を載せておきます。ここは村はずれで歩いて行くのがかなり大変だったし、リフトその他からも遠かったけれど眺望は最高でした。
【次回】
坂道の上り下りはあっても眺望の良いところは、自分としては泊まりたいホテルです。マッターホルンを見ながらベランダで茹で立てのパスタとサラダを食べるって最高です。モルゲンロートもパジャマのままで見られるし。
4.朝食、夕食つきのホテルの楽しみ
【計画】今回はイタリア語の会話を楽しみたいということも目的のひとつだったので、家族経営のなるべく小さなホテルを選びました。そういうホテルは日本のペンションのように食事つきのところも多かったです。
【実際】山の中の素朴な小さな村は、スーパーといってもミニスーパーのようなところも多く、できあいの御惣菜で夕食にするということは難しいというか、不可能でした。小さくて素敵な村に泊まりたければ、食事つきか、外食かということになります。イタリアは観光客向けのおしきせの定食(Menu turistico)でなければ外すことはあまりないのですが、それにしても今回はどこも食事が美味しかったです。また、こうしたホテルでは週単位で泊まって観光したりハイキングを楽しんでいるイタリア人も多く、決まったテーブルに案内されることが多かったです。毎日、顔をあわせると自然と会話をするようにもなり、「昨日はどこへ行った、今日はどこへ行く」的な話になるのは日本と同じみたいです。「ここのホテルは、ホント、食事が美味しいわよね〜」的な話もよくしました。私が外国人なので「ヴァレ・ダオスタ地方の料理はね・・・」と講釈を始めるのもよくあることでした。
【次回】次もぜひ食事つきのホテルを探そうと思っています。
2016年7月のヨーロッパアルプス一人旅【総括】はこちら
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-956322.html
Collina2016さん、こんにちわ。
ヨーロッパアルプスの山旅。いいですね。
私は新婚旅行で20年くらい前に
シャモニ、ツェルマット、グリンデルワルドと
3泊ずつくらいしたのですが、
当時でも二食付きのホテルが日本の山小屋、
ペンション価格で泊まれたことに驚きました。
むしろ、街中のボロホテル飯抜きのほうが
高かったりギャップがでかかったです。
シャモニでは3日間高熱を出して、
ほとんど歩けていませんので、いつかは
リベンジで訪れたいと思ってます。
イタリア方面にも越えてみたいですが、
なかなか難しそうですね。
また、参考にさせてください。
k-yamaneさん
ぜひイタリアアルプスに行ってください。私も行く前は情報が少なくて(山の知識もないし)困っていました。ですから、今年経験したことはできるだけ公開しようと、普段はヤマレコ限定にしているレコもヨーロッパの部分はインターネットに公開することにしました。私も今年イタリアに行ってからもWebの旅日記に助けられたからです。
今年でも、この地域は信じられないほど治安が良かったです。そして、スイスやフランスに比べて物価が非常に安い。イタリアは昔も今もいろいろ大変ではあるけど、治安が良ければ多少不都合があっても大丈夫だと思います。移動はすべてバスでできますので、スイスの鉄道などに比べてかなり安くすみます。
最近の悩みは、来年の夏は北アルプスとかに行くのを3回我慢すれば、イタリアなら行けるんじゃないか…ということです。あ〜、来年も行きたいな〜。
Collina2016
レスありがとうございます。
昔はジュネーブまで往復18万円くらいしましたが、
今だとローマ往復で6万円台というのもありますね。
現地の物価は日本の山に比べると格段に安いので、
確かに3回我慢すれば行けそうです。
特に1カ月くらい長期で行ける人なら、
今のうちに行けるうちに行っておいた方がいいかな。
ちなみに、いま狙っているのが(いつ行けるかはわかりませんが)
エベレストトレッキングです。こちらもエアが往復5万円台
自分で勝手に行けば現地物価はイタリアよりさらに安いです。
最低2週間程度の休みが必要。。というのが
一般の勤め人にはネックになるようです。。(笑)
エヴェレスト・トレッキング!、こちらのほうがずっと難しそうです。でも難しいところから、少しでも若いうちに取り組んでおいたほうが良いのかもしれません。そうはいっても2週間程度の休みは日本では難しそうですね。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する