リスで、三冊♪（絵本の紹介）

2018年02月18日 12:06魔女の本棚全体に公開

仕事柄、日々あまたの、ありとあらゆるジャンルの本に囲まれております。
一日（４，５時間から多い時は、8時間/日）に触る本の数は、う～ん、流通量の多い日曜などは数百点はいくのではないか？
シゴトですから、外見しか見るわけにはいきませんが

実力のある本は、外見からして違う。装丁が、語りかけてかけてくるのです…
あ、そう思っちゃうのは　自分だけか…

そんな生活も、20年を超えました。
日々目にする本、特に絵本を中心に、表紙に呼ばれてしまったものをご紹介するコーナーを始めてみようかな…と思い立ちました。
あんまり山と、関係ないのもあるかもですが。興味のある方、ご覧くださいね

初回なので「リス」で、三冊。すべて絵本です
リスの出てくる子どもの本は、それこそ星の数ほどあるのですが、こちらをご紹介～

book

「りすのナトキンのおはなし」
　　　　　ビアトリクス・ポターさく・え/いしいももこ訳　福音館書店
ご存知「ピーターラビット」シリーズ。りす、といったら先ずこれでしょう。バレエにもなっていますね

かわいいのに、ちょっと恐い。イギリスですから

「子りすのアール」
　　　　　ドン・フリーマン作/やましたはるお訳　BL出版　
「くまのコールテンくん」「ターちゃんとペリカン」でおなじみの作者による、リスのお話がモノトーンで語られていきます。ファンタジーの基本、「征きて還る」をふまえていて好感が持てます。

book

「りすのパナシ」
　　　　　リダ・フォシェ文/フェードル・ロジャンコフスキー画/いしいももこ訳
　　　　　童話館出版
子供向け動物物語の古典的名作、原書の初版は1934？レトロな画風は今も色褪せていません。シリーズに、「かわせみのマルタン」「かものプルッフ」ほか数点あり、
生き物たちの生態が生き生きと描かれていて、山に親しんでいる人におススメ

特にかわせみ…カワセミファンなら涙無しには読めないかも。文章量が多いので大きい子むき。

それにしても今、寒いわね…「パナシ」から、ご紹介します（一部略） book

…雪がふりはじめました。それは、パナシたちが、はじめて見る雪でした。
りすたちは、太陽や、みとりの草や、うつくしい花のことを、なつかしく、おもいうかべました。いまは、もう、そういうものを、見ることはできないのです。
でも、だれに、おそわったわけでもないのに、心のなかでしっていました。
この世界は、いつまでも、こんなにさむく、白いままでいるはずはないのです。
きと、いまに、また、太陽がかがやいて、木も、みどりの葉をつける日がくるのです。

お近くの図書館の児童室にきっとあるでしょう。
絵本は、何歳の方がご覧になってもよいものなのです