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高麗屋三代同時襲名で話題沸騰の、2月大歌舞伎夜の部を観てきました
歌舞伎座は、楽日直前の木曜の夜の部に行くことが多いです。筋書に舞台写真が入るので
小雨…というか、小雪？がちらつくような、一日中ぐずついた天候でしたが、頑張って着物で出かけました。このお出かけのために、実家から母の着物と帯を借りてきてあったのです。母は私が子どもの頃茶道を習っていて、必要があったのでけっこう持っています。その全ては、彼女の実家の祖母のご用達だった、飯能市小瀬戸のいわたやさんで誂えたものです。姉の（そして私も着た）成人式の振袖も、祖母の見立てこちらで用意しました。
今でも名栗行きのバスに乗ると、看板が見えます。街中の、ショウウィンドーがあるようなつくりのお店ではありません。いわゆる、昔風のお店です。
着ていったのは、母が初釜の折愛用していたもので、言わば「勝負着物、勝負帯」
梅文の単色総柄小紋で、昭和感満載 
色が色ですから、見ようによっては蝋梅にも見えます。見立てのおかしみ、も着物の魅力です。帯も、素材をふんだんに使った重厚な織で、まるで関取のまわしのようです 
箔もたっぷりで、名古屋帯でこれだけ豪華なものは、今ではもう、あまりないでしょう…母がこれを誂えた昭和40年代後半は、呉服業界が産業として一番栄えていた時代だそうです。この時代の物がたんすにある方、大切にしましょうね 
さて。肝心の舞台。平日にもかかわらずほぼ満席、お客さんも37年ぶりの三代同時襲名に沸いています
新幸四郎丈の直実で熊谷陣屋、間に幹部俳優勢ぞろいのご祝儀狂言と口上でおめでたく、終いは人気の忠臣蔵から七段目、一力茶屋の場。新白鸚丈の由良さまに、美少年 と話題の新染五郎丈の力弥。さらにはお軽平衛門兄妹は、偶数日、奇数日で玉・孝ペアと海老蔵・菊之助ペアが交替出演です。私は偶数日でしたので、海老様菊様でした
何がよかったって…？ そりゃあ、もう。染五郎ちゃんの力弥に尽きるわ〜
�� 母の初釜の小紋と、勝負帯。 �◆ 〃狆豌�のお稲荷さん。おっと 
こいつぁ結構だよ 
�� 襲名公演といえば、お祝い幕。今月は、草間彌生さん
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