雨で夏が終わる…

　今週も雨でキャンプに行けそうもない。私は会社勤めではないので比較的 休みは自由に作れるが、それでもなかなかたまの晴れに休みを合わせることができない。
　一日中雨というわけでなければ思い切って行くかという気も起こってくるが、まぁまぁ落ち着いて もうちょっと我慢…。

　「すくらっぷ・ブック」という漫画があった。その昔 弟が持っていて、弟の目を盗んで読んだことがある。
　信州を舞台にした中学生の青春漫画だが、喫茶店のマスターが山男。どういう事情だったか山に行けないので、庭にテントを張り、珈琲を沸かして飲んで「キャンプごっこ」。それを妹にとがめられるというシーンがあった。
　当時 高校生だった私は山登りに全く興味がなかったが、山好きというのはそんなもんなのかと 不思議とずっと印象に残った。
　山登りをするようになったのはそれから15年ほど後。そしてさらに20数年後、まさかその気持ちがよくわかるようになる日が来るとは。

　とはいえ うちはマンションなので、コンクリの狭いベランダにテントを張る気はさすがに起きない。
　今はなき実家を想像しても、隣の家がフェンスのすぐ向こうという庭ではやる気は起きないな。あの喫茶店はおそらく広い庭を持っていたのだろうなどと。

　「すくらっぷ・ブック」の話はほとんど覚えていないのに、もうひとつ印象に残っているのはアルプス登山でブロッケン現象を見る話。いずれも山の話であるのも不思議なものだ。

　※ネットで画像検索したら、ブロッケン現象のシーンが見られて懐かしかった。「キャンプごっこ」のシーンはさすがに出てこんなぁ。。。