ジャパンカップのビレイヤー

2022年06月18日 21:24未分類全体に公開

私が山登りを始めたのは５０歳を過ぎてからです。初めは単独で地元の藪山を歩いていたのですが、高校時代の同級生と仕事関係で再会して彼が大学時代にワンゲルで山に登っていたことを知り一緒に北アルプスへ連れて行ってもらった。そこで山の魅力に取りつかれ山岳会へ入って活動するようになった。

と言っても５０過ぎですから入れるのは中高年主体の山岳会です。しかし、そこに少し年齢が上ですが山学同志会出身の本格派がいました。それでクライミングにも連れて行ってもらうようになった。少し練習をしましたが５.８とか５.９が限界でそれ以上は無理なので易しい所で遊んでいました。

それがひょんなことから国体とそれに先立つジャパンカップのビレイヤーをしなければならなくなった。１年ほど前からクライミングの資格を取ったりビレイヤーの特訓を受けた。アラ還ビレイヤーの誕生です。
国体選手の練習に付き合って何度か練習をして何とかできそうになったが果たしてミスなくこなせるのか。
国体は秋なので、その前の初夏にジャパンカップが開催される。

（数年前の話です）

緊張でその日を迎えた。
初めに練習でビレイヤーのチェックが行われた。日山恊の役員さんからそれぞれにいろんな注意事項を聞いたが、私が言われたのは登攀者を降ろすときにロープを滑らせて降ろさないようにと言うことだった。基本はそうなのかもしれないが実際そのようにしているのか疑問を持ったが言われた通りにするしかない。なので、選手には申し訳ないがギクシャクした降ろし方になっている。本当はもっとスムーズに降ろしてあげたかったがしようがない。

オリンピックに出場していた原田君は準決勝でビレイさせてもらった。
そして決勝では、女子の田嶋選手のビレイをさせていただいた。これが優勝を決める唯一の完登の登攀だった。

おそらくこのユーチューブは私の一生の思い出。
あいかちゃん　ありがとう。

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