私の知り合いにネパール人の好青年がいる。
私からすると１０数年前に出会ったときに青年だったから５０代の今も青年のように思っている。
彼はシェルパ族でネパールでの山岳ガイドの資格も持っているし、現地で欧米人相手にガイドもしていた。７０００m峰にも登っている。
今は日本人の奥さんと３人の子供さん達と日本に住んでいる。
数年前に彼のお父さんと弟さんが日本に遊びに来た。
その時うちの会のメンバー達と一緒に会員の別荘で１日を過ごした。その時にお父さんが持ってきてくれていたのが現地の焼酎と干しマツタケだった。
マツタケと聞いて会員たちの目の色が変わった。
何しろ長く見たことも食べたこともないから無理もない。
しかし、ナイロン袋からとりだした それは
いかにも頼りない小さく細いものだった。
皆 内心 えー ・・・？
だった。
しめじの頭に１０cmほどの細い茎がついたようなものだった。
半信半疑で寄せ鍋に入れてみた。
恐る恐る食べてみると確かにマツタケの味と香りだった。
干しているから香りが濃縮されているようだった。
疑って ごめんなさいだった。
お父さん持参の焼酎と日本の焼酎の飲み比べをしながら、ネパールの様子を教えてもらい楽しい１日を過ごした。
見た目は違っても同じような味と香りのものが有るのが不思議な感じがしたが
ふと
現地で生のマツタケをたらふく食べてみたいというような妄想も膨らんだ。
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