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ブナの大木やシロヤシオの茂る原生林や 霧が出ているときは鹿に出会えたりと 初心者の方をご案内するのに申し分のないコースだと思う。
しかし、前鬼口からこの山へ登ると また違った印象になる。
大日岳のあたりから望める五百羅漢の岩場は 釈迦が岳は険しい山なんだなと思う。
地形図を眺めながらこの釈迦が岳の一番いい場所を楽しめるルートは何処だろうと考えることがある。
あるとき思い立って前鬼口から小峠尾根へ登って孔雀・釈迦と回って前鬼口に降りたことがあった。
ちょっと時間がかかるが５０代の頃だったら日帰りで降りられた。
しかし距離があるので五百羅漢の岩場はあまりよく見えなかった。
それで、もう少し近くから見えないだろうかと 前鬼川を登って孔雀谷の左又の左の尾根がいいのではないかと登ったことがあった。地形図では尾根近くで岩場が連なっていて上へ抜けられるのかと不安であったが試登したことがあった。急傾斜だがロープを使うことなく縁の鼻へ抜けられた。
一応歩けるルートではあったが期待したような眺望は無かった。
樹林が邪魔をして五百羅漢はあまり見えなかった。
残念ながらお勧めルートとは言えない場所でした。
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