富士山と言って嫌われた・・。

feveが言ったのではない。前夜のバラエティ番組が言ったのである。

そのバラエティ番組は20年以上前、まだほにゃららOLをやっていたころ、「富士山の見える場所に美人はいない」と言ってしまった。

その理由は遠くから富士山を見るためには乾燥した空気が必要で、そのためお肌が荒れてしまう、しかも、晴れた日差しも必要なため、色も黒くなってしまう、という話だった。

その翌日の朝、試しに地平線のほうを見てみたら、あったのである<富士山。

その距離、かなりあるなぁと思ったが初めて見たのですっかりうれしくなってしまい、つい会社で「富士山みえたの、美人じゃなくなるね。」と口が滑ってしまった・・・・。

その、餅をついたような性格の、竹を割ったような性格の反対である、いつまでも根に持ってしまうタイプのお嬢さんは、軽いジョークのつもりでうっかりしゃべってしまったfeveに、始めてしまった。

お茶を入れれば茶碗にぞうきんを絞り、書類を出せば下のほうへ置き、ボーナスが入ればfeveの買えそうにないブランドバッグを買われて、見せびらかしの刑にされ、「feveさんはどうも煙たいです」と上司に告げ口をされ、と、OLあるあるを、feveの退社間際まで、繰り返されることとなった。

「嫌われたもんだぜ」と内心思ったが表向き、おとなしくふるまうことにしていたので、feveはじっと耐える女を演じた。それが鼻についたのかもしれない。

すっかり忘れていたのだが、最近いろいろと細かいことが起き、つい思い出した。笑ってしまう範囲＞嫌われたもんだぜ。と、だいぶ図太くなったfeveであった。

写真は「モチーフ」というバラ。3回目に咲いた。