ザイテングラートの別れ

朝は雨が降っていた。
寒い一日だった。
掃除ぐらいはして、洗濯はなし。一日家にこもって水彩画を描いていた。

お題は「紅葉」（副題：ザイテングラートの別れ）。

人物を4人、絵の中に入れてみた。
男子3人、女子1人（左端）。

左にいる桃ちゃん（仮名）は先輩が大好き。夏休みをすべてバイトに使って山道具を買い、先輩の登山についてきてしまった>涸沢まで。しかし朝から歩きづくめで、初心者（仮）の桃ちゃんはもう限界。

先輩たち三人はこれから、ザイテングラートを登って、明日奥穂高へアタックする予定。

「お前にザイテングラートはまだ無理だ、ここにとまって明日上高地に降りそこで待っていろ」と先輩命令が下りる。
涙目の桃ちゃん。

先輩は「みんなでコーヒーを飲んで（涸沢名物おでんではない）、桃に見送ってもらおう」と言ってコーヒーを買ってきたのであった。

そして、みんなでコーヒーを飲み、先輩に涙は見せられないと桃ちゃんは先輩に背を向けて紅葉を写真に収めたのだった。

お山にありがちな展開の話でした。

もう一話考えた。

右の三人はこれから奥穂高山荘を目指す若者、一休みでコーヒーを飲んでいる。桃ちゃん（仮）は地元のエキスパート、なので軽く穂高を制覇し、降りてきたところ。一休みでこっちもコーヒーを飲んでいる、きれいな紅葉を写真に収めて、これから上高地まで降りようという予定。

どっちに見えるかはfeveの絵の腕次第だなぁ。床に座って描いていたため、姿勢に無理がかかり、腰が再び痛くなっているfeveであった。

写真はうちのネコ。