この本の紹介文より
「ナンの登山は、高さや速さを競うものではない。山の「内側」や「奥地」を求めて山に入る。山に会いに行き、山と共に過ごす。」
自分と同じだ!読んでみたい! と購入。
知らない土地の山や川、湖が舞台なのでひとつひとつ本に載っている地図で確認したり、ネットで画像を観たりしながらなのでなかなか読み進まないけれど、何か所も印象的な文章が・・・・
山で心に残るような風景を見たとき、どちらかというと「!」と頭の中は空っぽになって、言葉を失ってしまう自分にとってはこんなふうに山での体験を文章に表現できることは何ともうらやましい。
まだ途中までしか読めていないのですが、読み進んでは戻ったりしながら味わっています。
印象に残ったところのひとつ、山の仲間について書かれた文章
「自分のほかにそこにもう一人いることは、それが適切な山の仲間であれば、静けさを損なうものではなく、静けさを豊かにしてくれる。申し分のない山の仲間とは、山行の間その人の本質が山のそれと1つに溶け合っている人のことをいう。自分の本質も山と1つになると感じているように。そういうときに発せられる言葉は、共有される生の一部となり、異質なものではなくなる」
じっくりとゆっくりと味わいたい1冊です。
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