年明け

　元日、夜８時過ぎのJR札幌駅近くの地下街。
　開いている店もほとんどなく、いつもと比べるとかなり人通りもまばら。
　周辺を当てもなさげに彷徨い歩いている人々のほとんどは観光客だっただろう。
　翌日、札幌駅前にあるデパートの初売りに並ぶ長蛇の列から解放されて、チカホから地上へ出ると雪が舞っていた。
　けれど、地上にはあまり積雪がなく、結局、昼近くになって降っていた雪も止んでしまった。

　そして、正月明け。すっかり恒例となってしまった一泊での日本海沿いの海辺での初（海）釣り行。
　今年もまた釣友たちと共に、海辺に点在するポイントを狙って南へと下って行く。
　しかし、予想していた以上の強風が吹き荒れていて、どこも波が高く時化模様でほとんど竿を出す機会がなく、初日は早々に釣りを諦めて温泉宿にチェックイン。
　それにしても、札幌同様、道中や海辺周辺にも例年と比べるとかなり雪が少ない。もしかしたら今年は全道的に積雪が少ないのかもしれない。
　勝負（？）の２日目。朝から半日近くかけて、寒空の下、昨日同様、釣り場を転々としながらターゲットである海アメを狙うものの、結局、誰の竿にも魚がヒットすることなく、残念ながら３年振りにボーズ（＝釣果０匹）。やはりこれは地球温暖化による海水温上昇の影響だろうかと車中で熱心に語り合うが、当然のことながら結論には至らず。いつもの食堂で締めとなる少しばかり遅い昼食を食べながら、来年に向けて捲土重来を誓う。
　軽い失意のまま夕方近くにようやく帰宅。

　翌日は例年に倣い、おみくじ代わりに競馬「中山金杯」の馬券を購入。ちなみに、馬券を買うのは年に一回、このレースだけ。ほとんど期待はしていなかったが、なんと数年振りに的中！（と言っても千円が千五百円余になっただけだったが）

　さて、果たして今年はどんな年になるのだろう…。
　どんな山々に登ることができるのだろうか。