水無川の事故報告書が以下から読めます。(2024/10/6滑落事故、10/7救助)
■水無川北沢右俣左沢 滑落事故報告書
https://drive.google.com/file/d/10ni2wQJn4XBp47r4ZYphC70WwZwXXlG-/view
■ヤマレコの記録
【魚沼三山】水無川御月山沢遡行~真沢祓川下降~北沢右俣中沢遡行~左沢下降(ヘリ救助)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7328237.html
事故報告書は、当事者や関係者、さらに他の登山者にとって意義のあるものだ。最大のメリットは、事故原因の分析と再発防止である。自身の行動や判断を振り返り、記録として残すことで、他の登山者にとっても役立つ教訓となる。
ネットで事故報告書を公開すると、自身の判断や行動が批判されるリスクがあったり、過ちをさらけ出すことになる。それでも公開しているので、読む側も、遭難を罪とせず、リテラシーを持って受け止めてほしい。(実際に報道されたYahoo!ニュースのコメント欄などで批判も見られた)
山岳会などに所属しないPTだと、救助要請をしても事故報告書を作成しないケースがあるかもしれないが、ネットで公開する・しないにかかわらず、事故報告書を書くことには意味がある。次に生かすための反省や学びや、PT内の安全対策の共有にもつながる。振り返りをせずに次の登山に向かうのは好ましいと思わない。
昨年、妻の友人が亡くなった事故では、クライミングのパートナーが報告書を作成しないどころか、姿も消してしまい、結局何があったのか周囲の人は分からないままだった。この事例を考えても、報告書があることで周囲の人々に事故の真相が伝わる。ヤマレコやYAMAPなどでも事故に関する山行記録や反省を共有する人も増えており、登山全体の安全を育む一助になっている。
事故報告書を作成し、(可能であれば)ネットで公開することは、自分自身のためだけでなく、全ての登山者の財産となる。
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