五日前、オフィスが移転した。
同じ街なのでほとんど生活スタイルに変化はないが、一つだけ変化したことがある。
8階になったことだ。
諸事情あり今回のオフィスはエレベーター使用禁止となっている。
体調が悪い時はともかく、基本は階段。
他のスタッフからは文句殺到だったが、
私は「これひょっとしてナチュラルに山トレーニングになるんじゃない?」
とわりとポジティブに捉えていたが…
五日間やってみた今、予想以上キツい。
一階分が3.5メートルだとして、一日平均四往復。
つまり3.5×7×4=98。
およそ100メートルの山と考えればたいしたことは無いように思っていたのだが…
なぜキツいのか、二つ理由を考えてみた。
一つ目。
なにせそういうテンションではない。
これに尽きる。
山というのはどんな超低山であれちょっとした異世界であって、
そこに対する高揚感とか不安感とかがつきまとう。
だからこそ登れるということを身体で知った。
単なるビルの階段の昇降に高揚感を求めるのは酷だろう。
二つ目。登り方。
やたらにふくらはぎばかり疲れるので自分の登り方を見直してみたところ、
踵を付けずつま先だけで小走りに登っていることに気付いた。
自然体で家の階段を登ってみたところ、家でも同様だった。
(もちろん山ではそんな登り方はしていない)
ということは恐らく今まで人生のほとんど、
日常生活の階段は踵を付けず登っていたのだろう。
明らかに疲れる登り方である。
何故そのような登り方になったのか、謎なのでちょっと調べてみたところ、
ふくらはぎの筋肉に柔軟性が無いのが原因ではないかという気がしている。
それだと歩き方が外股になるのも説明出来るらしい。
(しかしネットで調べるのは限界ありますね。
色々な意見があって、中には間逆な意見もあって訳分からない…
どなたか詳しい方がいたらお教えください)
怪我の功名(?)とばかりに、これを機に普段から疲れない登り方に直すのが当面の目標となった。
腿の裏とおしりの筋肉を使おう。
もしかしたら今ひとつ苦手な山での上りにいきるかもしれない。
丹沢も怖く無くなるかもしれない。
若干無理矢理にポジティブになった五日目であった。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する