今回は「神爾の滝(しんじのたき)F2とF3」です。
大津市北比良/比良川-神爾谷
雌滝右岸の壁を古い鎖を伝って登るとすぐにF2があります(写真左)。2段で10m少々の落差でしょうか。下段は数条に分かれて末広がりに落ちています。この滝には滝壺がありません。
さらに左岸の急斜面の踏み跡をたどります。細い電気線のようなコードが取り付けられていますがあまりあてにできません。この踏み跡はそのまま真っ直ぐ上の登山道に突き上げていますが、左に分かれる踏み跡もあり、これを行くとF2を越えられます。
F2落ち口から少し先にF3が落ちています(写真中央)。形の整った直瀑で落差は5mほど。左の壁を登れなくはないですが、少し戻ってやはり左岸に付けられている巻き道で滝頭にでると、まもなく雄滝(次回紹介予定)です。
なお、F1の雌滝からF4雄滝までの間は年々荒れてきており、斜面が崩れたり、踏み跡も不明瞭となっています。ここ10年ほどはわたしも入っていないので、現在はどういう状況かはわかりませんが、更に荒れていることは間違いないと思います。2年前には遭難事故も起きていますので危険地域です。
右の写真は2003年に書いたオリジナルマップです。
確かにF1-F3は難度の高いルートですね。私(達)は下から谷を遡行したのではなく、登山道から急下降を下ったのですが、下降は危険なので、他の方にはオススメできません。HB1214さんが辿られたようにしたから谷を遡行されて登るのがいいかと思います。
F2の上からF3へのトラバース道もかつては斜面につけられていた針金が切れてなくなってしまっている箇所がありました。岩や木の根を掴んでトラバースすることが出来ました。
F2F3間も荒れていそうですね。一時期F3の下は倒木流木で通行困難でしたが、ここは大丈夫そうですね。
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