大津市大石東町/信楽川
信楽川本流にかかり、落差こそ大きくはないが水量豊富で豪快な滝。主瀑部分は2段で落差は8mほど。上流にも小落差の滝がある。
前回まで、高島市の八ッ淵の滝を紹介してきたが、その八ッ淵つながりで今回は大滝の紹介です。どうして八ッ淵つながりなのか、それはこの大滝は何を隠そう別名を「八ッ淵の滝」または「白糸の滝」とも言うから。
同じ滋賀県内で珍しい名前の滝が2つ存在するわけだ。全国的に見てもわたしの知る限り、八ッ淵の滝と言う名の滝はこの2つだけ。何らかのつながり、または共通点はないのかと調べたことはあるが結局わからずじまい。
この滝は「大滝」という名に恥じない、と言いたいところだが、特段大きいわけではない。全国的に見ても結構、大滝と言いつつも小さい滝は多くて、和歌山県串本町の大滝に至っては落差3mほどというものさえある。これは材木を流送する際の大きな妨げになったからと名付けられたらしい。この大石の大滝も同じような理由かもしれない。
国道422号線沿いで道路地図にも載っている。 1枚目の写真は1985年当時のもので、この頃は道路からも見えた。その後草木の成長とともに見えにくくなってきている。2枚目は2001年当時のもので、落葉時期には見えた。3枚目は川に下りる途中から見たもの。現在の状況は不明。
昨日、京滋県境の山を訪ねたついでに大滝を訪れて参りました。国道から薄い踏み跡が左岸の崖の上まで続いていて、3枚目の写真はそこから撮られたものではないでしょうか。今でも同じような光景を眺めることが出来ました。雨の翌日だったせいかもしれませんが、滝の直前で岩肌によって信楽川の流れが急激に狭められて、二筋の滝となって一気に流れ落ちる様はかなりの迫力があるように思われました。
最初の写真にあるように滝の左側の流心の方が遥かに流量が多いのですが、こちらの流心を写真に収めるのは草木が邪魔して無理でした。
驚いたのは1985年の写真との情景の違いもさることながら、この当時は信楽川がこんなに綺麗だったのですね。それからその当時の写真を大切に保管されておられるHB1214さんの几帳面さにも驚きです。
大滝の現在の状況お知らせいただきありがとうございます。
3枚目の写真は崖の上からでしたか、川に下りる途中からと記憶がすり替わってしまっていました。(結局川底までは下りられなかったのですが……)
1985年写真は劣化したネガフィルムをスキャンして色補正をしているので、実際よりも思い込みで鮮やかに補正して水がきれいに見えるだけかもしれませんが、濁ってはいませんでした。
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