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別名、井上の滝。3連の滝で、落差10ｍほどを急傾斜で流れ落ち（上滝）、幾条にもになって岩の上を50ｍほど滑り（中滝）、最後に巾8ｍ落差3ｍを垂直に落ちています（門滝）。
九品とは、浄土教で極楽往生の際、生前の罪業・修行の程度の差によって分けられる9つの階位のこと。上中下の三品を、さらにそれぞれ上中下に分けたもので、上品上生・上品中生・上品下生・中品上生・中品中生・中品下生・下品上生・下品中生・下品下生の9つのことです。
あちらの世に行く時に階位が決められていて、階位によってお迎えに来る仏様のメンバーや乗り物などが異なるらしいです。
ちなみに最上位の上品上生では、僧侶がお経を読んでいるところへ、仏・菩薩・飛天など大勢で迎えに来てくれて、金剛台に乗ってあちらへ。下品下生では迎えのものは来ず金蓮花に乗って勝手にあちらに行くとのこと。
また、極楽で一人前の仏様となるまでの時間も異なり、上品上生は1〜7日、下品下生では約12億8000万年かかりとされています。
この滝は上、中、門3つの滝がそれぞれ3脈（3つの流れ）に分かれており、この9つの流れと9つの階位をかけた名称となっています。どの流れが上品上生なのでしょうか。
写真で左が上滝、中央が中滝（奥に上滝が見えています）、右が門滝です。
滝入口駐車場より遊歩道を5分ほどのお手軽滝です。
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