滋賀県の滝 83（識蘆の滝）

東近江市高野町／愛知川-松尾谷にある「識蘆（しきろ）の滝」です。
文武両道にすぐれた武将小倉実澄が応仁の乱によって荒れ果てた京都の相国寺の学僧を迎え、永源寺の地に「識蘆庵」と言う名の庵を設けた。その近くに落ちる滝を識蘆の滝と名付けたとされている。
落差25ｍの2段滝と言われているが、実際には20ｍもないのではないだろうか。日本コバ山中から流れ出た豊富な水を落とすが、美しい大きな滝壺に落ちた後、水はすぐに地中へと流れ込み伏流となる。
手軽な滝だがヤマビルの注意が必要。
近くには人工的に水を落としている表識蘆の滝がある。
旧国民宿舎の駐車場より5分。