滋賀県の滝 85（紫雲の滝）

湖南市東寺／野洲川-落合川-支流にある「紫雲（しうん）の滝」です。
子授け伝説がある滝で、子宝に恵まれずにいた聖武天皇がこの滝不動に祈願してもらい、孝謙天皇が生まれたと言われている。祈願した時、滝から紫の煙が立ち上ったといわれ、それが名前の由来となっている。
落差3ｍほどの滝だが、国土地理院の地形図にも滝記号が記されている。確か国土地理院の滝の定義は落差5ｍ以上だったように思うが。
この滝の下流落合川には2つの滝があり、上流側の滝は地元では「水神さん」と呼ばれているらしい。下流側の滝は落差も大きく立派だが無名と思われ、仮に「落合川の滝」と呼ばれることがある。