関西は2000mを越える山がなく、日本アルプスの高山や百名山に登ろうとすると、どうしても「遠征」になります。電車や飛行機を利用した方が「カラダ」は楽なのですが、登山口までのアプローチや下山後の着替え等の荷物を考慮すると断然クルマが便利。
はじめのうちはせいぜい片道４〜5時間の運転が限界でしたが、関東・新潟から先、西は九州になると とてもそんな範囲には収まりません。
そこで次第に身に着けてきた「遠征ドライブ技」
１、車中「仮眠」を十分にとる
シートを倒しただけの「仮眠」では一時的な眠気覚ましにしかならず寝不足です。アルプスなどでは「高山病」のリスクあります。これまでに、白山、乗鞍、八ヶ岳、空木岳などで高山病を経験しましたが、今考えればいづれも寝不足が原因。
そこでバックシートを倒して荷室と一体化し、足を伸ばして寝るようにしています。寒い時は寝袋も活用し「仮眠」というより「車中泊」です。
中央道では深夜に仮眠する車が多く混雑するので、ＳＡよりもＰＡの方が駐車スペースに余裕があるように思います。
２、眠気対策
高速道路は信号もなく単調になりがちなので「眠気対策」が必要です。
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ルート上のラジオ周波数をチェックし事前登録。手元にもＮＨＫの全国の周波数表をコピーしています。
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周囲の車のナンバー（4桁）を、四則符号とカッコだけで「１０」にできないか、パズルをしているようで結構眠気防止になります。
＜対策�� 口を動かす＞
ガムでもいいのですが、詰め物が取れてしまったこともあり、今は「おかき」や「スナック菓子」がメインです。出発前・休憩の都度、食べ物と飲み物を所定の位置にセットし準備します。
買い物は高速道路に入る前に済ませるようにしていますが、補充できるようコンビニ設置のＳＡ・ＰＡの場所もチェックしています。
３、給油ポイント
ガソリンが高いのでできるだけ高速での給油は少なくしたいものです。一方でガス欠のリスクも避けたい。だから給油ポイントはあらかじめ想定しておきます。
なお、登山口近辺はＧＳのない所も多いので、高速ＩＣ周辺の方が安心です。また都市部と違って幹線道路沿いでも早朝・深夜は営業していない場合もあります。
雨飾山に行ったとき、糸魚川ＩＣを午前７時ごろに下りたにもかかわらず7時半ごろまでＧＳ開店を待ったことがあります。8時〜18時を外れると要注意。
４、トイレ
登山口から先はトイレがないことが多いので、予めスッキリしておくこと。
仮眠後すぐに食事して胃から刺激を与えるとか、少なくとも1時間以上時間を取ってできるだけ「自然な便意」を。なかなか「もよおさない」場合は軽くいきんで刺激を与えるとか工夫します。
高速を降りてから距離が長い場合は「道の駅」も頼りになります。
５、最終ＳＡ/ＰＡで準備
ウェアの着替えは高速ＳＡ（ＰＡ）の多目的トイレを借用。広くて座るところやおむつ替台などがあるので、物置に利用でき、スムーズに準備できます。
帰宅時も最終ＳＡ・ＰＡで荷物の整理。ごみは自宅に持ち帰るのですが、まとめておくと楽。なお、ペットボトルだけはかさばるので高速のごみ箱に捨てています。
６、当然ですが安全運転。
「違反」で捕まるとせっかくの登山が「気まずく」なるので、時速１００キロぐらいを目安に走行。
・「流れ」に乗って走る
・「走行車線」メインとし、「追い越し車線」は追い越しの時だけ。ただし、合流部分では追い越し車線もうまく使って「流れ」を保つ
・後ろにも意識を持って「速い車」が近づいてきたら、早めに道を開ける
各地走りましたが、運転しやすいのは北陸道と関越道。比較的平坦でカーブも少なく、「流れ」が持続できる。東北道や九州道も似ています。
反対に運転しにくいのは山陽道。ほぼ全線にわたってアップダウンが多く大型車両同士の追い越しに引っかかり「流れ」が途切れることが多い。中央道も東京から山梨にかけてと飯田から西は同じ感じですね。
東名・名神は混んでいるけど道自体は走りやすいですね。
中国道は「山道」イメージありますが、津山より東は案外走りやすいです。ただし、中国道のＳＡ・ＰＡは施設（トイレやフードコートなど）が古いのが難点。
ですかね。
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