音楽日記(七人の侍サウンドトラック)

七人の侍は私の好きな映画の一つです。黒沢監督の映画の好きなところはシェークスピアのストーリーをアレンジしているところや、人間味にあふれた内容とか語りつくせませんね。七人の侍を見てすごいと思うところはリアルさです。会話の一つ一つ、演技の自然さなど。特にすごいのは殺陣のシーンです。人を切り殺す、切り殺されるその恐怖が本当に伝わってきます。今どきの恰好いいだけの殺陣とは全く違います。サントラもいいですね。この映画の音楽を担当した早坂文雄さんはこの一年後急逝されいます。黒沢監督は七人の侍のテーマ曲を作るにあたって早坂さんに、侍らしい勇ましくて悲しい曲を作ってくれと頼んだそうです。まさにそのとおりのテーマ曲ですね。