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さぞかしたくさん咲いているだろうと思いきや、咲いているセリバオウレンはごくわずかでした(写真左・中)。私は、なるほど!と思いました。そうです、先月咲き始めたセリバオウレンは、せっかちさんだったのです。
1月は暖かい日が何日かあったので、もう我慢できずに芽を出し、花を咲かせてしまったのでしょう。そういえば、オオイヌノフグリやホトケノザなどもかなり早く咲き始めていますね。
ワラビなどの山菜にもせっかちさんがいます。場所にもよりますが、ワラビはだいたい4月下旬から出始めます。しかし、暖かい場所では3月中に芽を出すことがあります。その後急に気温が下がって霜が降りたりすると、そのせっかちなワラビはとても寒い思いをします。場合によっては枯れてしまいます。
逆に、ノンビリ屋さんもたまに見かけます。昨年11月23日に丹沢大山から下山中、もう少しで蓑毛バス停というところで、シュウカイドウの花が開きかけているのを見つけました(写真右)。私は、もうとっくにシュウカイドウの花期は終わっていると思っていました。しかも、まだ蕾がいくつか付いていたのです。これにはもう、笑うしかありませんでした。
基本的に、花や山菜には旬というものがあります。同じ場所にはだいたい同じ時期に芽を出したり、花を咲かせたりするものです。それが年により多少ズレるだけです。しかし、例年より寒いとか暖かいとかに関わらず、必ずせっかちさんとノンビリ屋さんがいるのは確かです。
せっかちさんかノンビリ屋さんか、性格によるものが非常に大きいと思います。私たち人間にはもちろん、犬や猫など動物にも性格があると言われています。植物にも性格があるというのでしょうか?まさかね〜。
それではまた😊